田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

DQ10と娘

 DQ10のVer.5.5前期配信日なのだが、出張準備でアップデートすら出来ていない。なのでストレス発散でDQ10と娘についてなんとなく書く。

 

 プレイし始めたのは7年以上前。娘が小学校に上がった頃、嫁さんの休日出勤日は親子ゲーム大会と称して一日何かを遊び倒していた。手っ取り早い子守だ。この時たまたまやった体験版でキャラメイクに娘がハマった。3DSでそういう女の子向けゲームが流行っていた時だったし、どう森でネットプレイしたり、DQリメイクを一緒に遊んでいた事も下地としてあったと思う。またPCゲームやレトロゲーに慣れていたのも大きかった。当時遊んでいたものは娘独自のネーミングで呼ばれ、週末留守番の時にこれらを書斎で遊ぶのが定番だった。例えば以下のような感じだ。

 

テラリア:ぐちゃっとゲーム(死んだりウサギを倒したりするとグチャー!と音がするため)
Starbound:ぐちゃっとゲーム(テラリアと区別が付いていなかった)
オブリビオン:おっさんゲーム(自分のキャラが洋風おっさん顔なため)
ウィザードリィ:いてっいてっ(壁にぶつかった時の台詞)
マリオブラザーズ:たたかうマリオ(そのままや)

 

 この頃は可愛かった。いや今もだが。

 

 というわけでDQ10を親子でプレイするのは、我が家では割と当たり前の流れだった。最初の2月くらいはサブキャラプレイだったが、やがてパーティーを組むためアカウントを分けた。と同時に嫁さんも参戦し、めでたく家族パーティーが誕生した。邪魔者や悪意のメッセージは両親が完全シャットアウト。これで1日30分くらい、寝る前にわいわいと楽しんだものだ。薄々よその家よりゲーム系娯楽がガチなのに気づいた時期で、それでも割と節度あるプレイ時間を守っていたと思う。

 

 この頃我がパーティーに初めてフレンドさんが出来る。同じ番地の人だ。親子で遊んでいるのに気づいて、よければレベル上げに使ってくださいとの事。Lv.99でカンスト状態のバトマスだった。このフレンドさんのおかげでレベル上げが急に捗り、家族みなVer.1クリアを達成した。職業は自分が賢者、娘が魔法戦士、嫁さんがバトマスで、これは今も基本変わっていない。チャットではなくリビングで顔を合わせてパーティープレイするのは独特の面白さがあった。

 そういえば一度だけ自分が出張の夜に家族で遊んだことがある。娘は当時チャットができなかったので嫁さんが代わりに指示を飛ばしてた。遠くの親父といつもと変わらず遊べるのに大興奮だったらしい。これがきっかけで変な方向にハマらなくて良かったと思う。

 

 その後Ver.2までは家族パーティー+サポートなかまで皆クリアできたが、小学校高学年になった頃、急にプレイ時間が減った。子供会でドッヂボールが熱を帯び、土日が基本的に半日潰れるようになったからだ。Ver.3が微妙に面白くなかったのも影響した。クエストのおつかい感がひどかったし、キャラはは虫類系で娘受けが悪かった。ドッヂボールが終わる6年秋までは、娘は妖精の姿見で着せ替え、自分と嫁さんは気まぐれにストーリーを進めながら、家具やゴールド、装備品を貢ぐといった感じだった。

 

 この娘が6年の冬、ようやく自分がVer.3をクリアした。足かけ3年以上のせいでメインストーリーなぞロクに覚えていなかったが、達成感というか開放感はあった。ようやく最新Ver.を気兼ねなく楽しめる、みたいなやつだ。
 そしてある日、急に娘が本腰を入れて復帰する。コロナによる休校と、この時期のプレイで新規フレンドが数人出来たのが理由だ。あと近所の男の子もお試し参戦した際に色々教えてあげていたのもあった。自分は基本ネットで人に話しかけないし、そもそも話しかけられないように人混みに近寄らない。が、娘はそこら辺割と物怖じしないようだ。6年生のLINEグループで慣れたのだろうか。低学年の頃どう森南の島で暴言を吐かれて1日凹んでいた純真さが懐かしくもあり、たくましい成長に安堵するところもあり、父親として少々複雑である。
 ちなみにできたフレンドは小学生女子3人、近所の男の子1人、フレンドつながりで20代男2人とかだった。ネットの怖さをたたき込むのに「小学生女子という設定のおっさん」説をしつこく説いたが、一応この女子3人は本物のようで、1年経った今もたまに一緒にプレイしている模様。
 ただ男2人のうち1人がちょっとアウトだった。「ぼくのことおにいちゃんって呼んでいいよ」とか言うようなアレだ。これは中身おっさん説を説くまでもなく娘自身がヤバさを感じ、それとなく距離を置いて今はほとんどつながりがないようだ。自分が存在をちらつかせたのも良かったのかもしれない。


 そんな感じで娘がフレンドとパーティーを組む中、自分は寂しくサポート仲間でVer.4をクリアした。ストーリーが良かったのが救いだった。娘もこれを見てVer.3プレイに取りかかったし、嫁さんもなんとかVer.4.2あたりまで進むモチベーションを得た。

 

 そして今。自分は5.4後期までサポートなかま中心、Ver.4後半からリアルタイムで追っかけている状態。娘は月1,2回のイン、嫁さんは月1くらいのイン、自分は週1くらい。2月に1回くらいは家族パーティーを組んですごろくや娘のストーリー追っかけをすることもあるが、昔ほど揃って一緒に遊ばなくなった。まぁ中学生だしやむを得ない。パパは寂しくて死にそうだが。

 

 課金は3月まとめての基本料のみを貫いている。3人7年と考えると20、30万単位でスクエニに貢いでいることになるが、家族で長年楽しめる趣味としては安い方だろう。稼働率の低い娘と嫁さんは都度の課金で節約する手もあるが、たまの家族プレイの楽しさとうれしさが忘れられず、ずるずるとそのままだ。死んだ子の歳を数えるみたいなものか。…いや違うか。

 

 以上が我が家のDQ10と娘の記録だ。かなり馬鹿馬鹿しいが、うちらしくて良いなとも思う。このままプレイの歴史が続けばいいなと願っている。

 

リモートワーク on Linux その1

 4月以降はAndroidや組み込み系機器などのソフトウェア試作予定なので、これを機会にLinuxでどれくらいリモートワークができるか試して記録することにした。なお職場環境はWindows10オンリーかつサイボウズ+ネットワークドライブ。Windowsからの脱却ははなから無理ということで目指していない。他のWindowsPCやAndroid端末も使いながら、ちょうどいいバランスでやってみたいと思う。

 

・使用PCとディストリビューション
 リビング隅でなんとなく使っていたサブPCを使用することとした。構成は下記。

CPU:Ryzen9 3950X + 虎徹(ECOモードで使用)
モリー:DDR4-2666 16GB
ビデオカードRadeon RX580
SSD:M.2 WD Blue 512GB
HDD:WD Green 4TB
その他:USB BTアダプタ
※モニターとキーボード、マウスは切替器などでXPS13と共用。

 

 サブPCとはいえ仕事なら十分すぎるスペック。ゲーミングPCがいかにコスパ悪いかよくわかると思う。これにリリース間近のDebian11(Bullseye)を入れた。元から入っていたWindows10はとりあえず残した。失敗したり飽きたりしたらWindows10に戻せるように、という後ろ向きの理由だ。まぁ万が一Windowsイラネって事になったら、改めて考えれば良い。
 Debianのインストール自体は問題無し。リポジトリにcontrib non-freeを追加してfirmware-amd-graphicsとfirmware-realtekをインストールしたらすべてが完璧に動作した。デスクトップ環境は吊るしのgnomeでテーマをダーク系に、フォントはnotoを入れて調整。4Kモニター2枚も難なく使えた。スケーリングは横着して200%としたが今のところ困っていない。
 ちょこっと面倒なのは、スリープやロック画面から復帰するとサブモニターが切れる、それに伴いサウンドバイスの選択が初期化されること。これは追々対策することにしよう。

 

Google Chrome
 リモートデスクトップを普通に使いたかったのでChromiumではなく本家のものを利用。リポジトリ追加で難なく動作したが、ネットにあるようにsouselist.d/以下にリストファイルを2つ作るとaptでwarningがウザかったので、片側はコメントアウトした。
 リモートデスクトップは会社や自宅内のWindowsPCに接続するだけなら追加インストールは必要ない。当面このままでいく。
当たり前だがその他Googleアプリ(Youtube Music、Keep、Photo、Gmailなど)も問題なく使えるので、これだけで吊るしのChromebookに負けることは無い。

 

・日本語入力環境
 定番のfcitx-mozcを入れたが少々ハマった。Debian Installerが悪いのか不明なのだが、fcitx-configtoolを立ち上げるとキーボードもMozcも登録されていない状態だった。その後キーボード設定をpc105からjp106にしたりしたが駄目。fcitxをターミナルから起動してfcitx-configtoolを開くと表示された。しかしIME入力切り替えが効かないため、一旦fcitx-mozcをremoveして入れ直したところようやく正常動作した。Mozc設定はAtok、スペース半角としてある。

 

・Office系
 Excel、Word、Powerpointの3つは吊るしのLibre Officeで問題なく表示、編集できる。ただWordファイルはMSネット版、モバイル版より表示互換は低いように見えた。ExcelとPowepointは概ね問題無さそう。
 ただ電子印+既存フォーマットで印刷ズレを起こさないためにはMS Office一択、それも社内でバージョンを揃えての運用しか無い。ここは素直にWindowsPCをリモートで使ったほうが良いと思う。

 

Android Studio
 適当なディレクトリに解凍するだけで使えた。Windows版と見た目全く変わらないどころか、パワーのあるデスクトップ上のせいか異常に動作が軽い。エミュレーター動作まではわからないが当面こちらはDebianメインでいける。

 

VSCode
 リポジトリを追加してテキストエディタとしては普通に使えるようになった。この状態でほとんど困ることはないのだが、gnome吊るしのgoogleドライブ接続機能だとファイル名が化け化けになるため、以下のgoogle-drive-ocamlfuseをインストールしてフォルダにマウントするようにした。

 

 ・Googleドライブ
 gnomeだとアカウント追加でアクセスできるようになるが、アプリによっては開けなかったりファイル名が正しく表示されなかったりする。なのでgoogle-drive-ocamlfuseを使うことにしたが、こちらも少々ハマった。ネット上に載っているインストール方法では古いリポジトリを記載したものが多いのが原因だ。正しいリポジトリとkeyを手動で追加したら無事インストールできた。これでGoogleドライブが普通のフォルダのように使え、VSCodeのファイル名化けなど解決した。

 

Kindle for PC
 Cloud Readerでも良かったが、せっかくなのでWineを使って入れてみた。Debian10では動作するkindleのバージョンで結構苦労したが、今回はwinehq-staging + Ver.1.26.0で簡単に動作した。文字化けはwineticksでcjkfontをインストールして解決。ただWindows版同様もっさりなので大きめの泥タブの方が捗る気がする。

 

Thunderbird Portable
 前述の設定ついでにGoogleドライブ上のThunderbird PortableをWineで動かしてみた。ファイルの読み書きで異常に時間はかかるものの正常動作するが、当然ながら無理に使うほどではない。素直にWindowsPCで動作させるべきだ。

 

VLC
 昔よりRadeonドライバがマシになったせいか、インテルのノートPCよりヌルヌルに動作する。Chinachuからのストリーム再生やTV視聴も問題ないため、泥タブを使うよりこちらの方が良い。

 

Amazonプライムビデオ
 仕事と直接関係無いがアマプラHD再生に挑戦し惨敗。UA偽装もwineのwinブラウザ経由も今のところ駄目。もちろんSD再生はできるしBGM代わりに小窓で放置なのでこれでも問題無いような気がする。気になるなら泥タブのT1195がHD再生に対応するのを待ち、そちらで視聴した方がよっぽど捗るだろう。

 

とりあえず今日のところはここまで。SW4STM32、VSCodeの環境整備などは後日。

 

人事異動

 我が部署で大きな人事異動が5月に予定されている。部の長が変わり、隣の設計部署から1人補充されるのだが、ぶっちゃけ私が長だった3年前の人員に戻るだけだ。ようやく協働しやすくなった同僚がいなくなるのは惜しいが、まぁ今回は私は技術職のままなので、人事そのものはさほど大きな影響はない。

 

 ただ気になるのはその同僚の配属先と、これに関する人事である。同僚は古巣に戻るのだが、昨年トレードで昇進と同時にその部署に行った人が隣の設計部署に舞い戻ってくる。そもそも昨年のトレード自体がこの人の今後のさらなる昇進のための実績作りという意味が大きかった。それがたった1年で実績が無いまま戻るのだ。隣の設計部署は部長がいるので部の長の仕事は無い。そしてこの人と折り合いの悪かった部員が、彼の部下にならずこちらに玉突きとなる。この人の勝ちが過ぎるのだ。

 

 つまるところ今回の人事は、成果を出せていない彼の救済が一番の理由なのだと思う。どさくさに紛れているつもりがミエミエだ。我々よりも上のポジションなのに、実績もなくこれだけの救済を受けるのなら普通理由が明らかにされるべきだし、他に問題も起こしているのに降格なし、おとがめ無しというのは正直スッキリしない。
 まぁ彼の異動は私には直接関係ない他人事として100歩ゆずってよしとしても、腹が立つのはこの人事の表向きの理由が設計部門の強化とされたことだ。さらに言えば社長が役員会で会長に、私がリモートワークをしていることを強化すべき理由に挙げたらしいことだ。結局のところリモートワークは部署を弱体化する悪であり、自分は体のいい言い訳に利用されるわけだ。それも自分のいないところで、関係無い人の利益のために。

 

 ちなみにこの人事の2週間前に、私と社長の間で我が部署への人員追加の話がされていた。長の変更は無く、追加予定だったのは今回部の長になる同僚だ。この時点では現同僚が異動する理由はゼロだった。リモートワークも続けて大丈夫か念押しし、新人教育がある場合はフルタイム出社することで合意も取れていた。翌週には会議で現同僚が現状の体制でしばらくやる旨を報告している。それが今週唐突なちゃぶ台返しなのだ。先週末に何かあったのは間違いないし、社長の倫理観を疑うのもやむを得ないだろう。

 

 そんなわけで今は新体制にあまり関わりたくないなというのが本音。リモートワークしてる自分のせいで人事がなされるのなら、憎まれついでにとことん引きこもってやろうとさえ思ってしまう。そもそも今度来る同僚は管理の仕事が苦手で、以前は決して得意ではない自分がある程度肩代わりしていた。最終的には彼と肩書きを交換し管理職になった経緯もある。そしてその後散々不手際を叩かれたのだ。社長や同僚はまた私に管理業務をさせたいのだろうが、今更私に押しつけ直すのは無理筋というもの。5月からは高みの見物といきたい。

 

お墓参りとドライブ

 日帰りでお墓参りと長距離ドライブに行ってきた。

 

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 3月は毎年何かと忙しくて遠出したことがなかったが、ものすごい桜が各地で咲いていた。これでお花見もできてしまった感がある。

 

 ドライブの方は特に名所を見るわけでも無く、SA/PAのお土産を買い漁るいつものコース。昨年Gotoが始まった頃の人出よりややさみしい感じだったが、おかげでのんびり快適に巡ることができた。夏まで酒の肴に困ることは無いだろう。

 車の方は問題無し。車検を受けて2000kmも走っていないのだから当然なはずなのだが、ここら辺ショボい欧州車だと信用しきれないのが悲しい。そして実は先週スタッドレスから履き替えた際、1輪に大きめの金属片が刺さっていたのを発見、心ばかりの補修はしたものの心配していた。ただ、ある意味これがあったからいつも以上に安全運転を心がけられたのかもしれない。

 

 体の方はさすがに少々疲れが出たのかだるい。いや、これは前日夜調子に乗って酒を飲み過ぎたからか。いずれにせよGW明けの健康診断に向け、今日から改めて節制しなければならない。…のだが、お隣さんが昼食に誘ってくれているのできっと飲んでしまうな。まぁうまいものや楽しいことがあるのなら、遠慮無く楽しんでしまった方が心の健康になるだろう。

 

 そんなわけで今日1日飲んだくれるのは(心の)健康上やむを得ない。うん、そうだ。

 

PC遍歴その10

続き。ようやく最後。

 

・2010年代後期以降(Win10時代)
 直近の3年くらいは年1で新規、またはCPUとビデオカードを変更する感じでゲーミングPCを組んでいる。もっとも4790kマシンが不調にならなければ未だに買い換えていない可能性すらあった。

 

 2015~2018年末まではメインのゲーミングPCはまったくアップグレードしなかった。色々忙しかったというのはあるが、4790k+980Tiの組み合わせが強すぎたことが大きい。OSをWindows10にしたくらいでハード面は完全固定だ。

 ようやくごっそり買い換える決意をしたのは2018年の年末休み。件の最強マシンがクリスマスの日に唐突に電源を入れてもPOSTしなくなった。過去の経験からなんとなく電源かなと思い、Seasonic 850Wに付け替えてもダメ。少々悩んだ末にbeep用のブザーをマザーにつけて立ち上がらない原因を調べた。結果はメモリー不良。それも2枚のうち1枚だけアウトで、こいつがささっているとどうにも起動しないことが判った。
 取り急ぎ8GB1枚でしのいで現状を調査したところ、CPUは次世代zen2、ビデオカードはNaviが予定されているものの、最大1年くらいずれ込むらしい。迷ったが、正月休みの娯楽として1台久々に組むかとなり、繋ぎなら今より高性能でできるだけ安い方がいいよね、とコンセプトを「fullHDサクサクゲーム機」とした。構成は以下。

 

ケース Thermaltake Versa H18
CPU:Ryzen5 2600
CPUクーラー:付属のもの
電源:Seasonic 850W
ビデオ:MSI RX580
モリー:DDR4-2666 16GB
マザー:MSI B450M PRO
SSD:M.2 WD Blue 500GB
おまけ:赤LEDの140mmケースファン3つ
HDD:余った3.5 4TB
OS:Windows10 64bit

 

 久々にAMDMSIに戻ってきた。総額10万くらいで、ほぼ流用無しにしては安かったと思う。今回初めて側面が透明なケースを買ったので、せっかくだからとAMDっぽく赤く光るケースファンを購入した。CPUファンも付属のものだったが、静音かつ主張しすぎない程度に赤く光るイカしたPCになった。
 肝心の性能だが、3DMarkのベンチスコアは4790k+980Tiとほぼ同等だった。CPUはRyzenが2割ほど上、GPUは980Tiが2割ほど上でトントンといった感じだ。当然fullHDには十分すぎる速さで満足。CPUはOCできない最安低消費電力の2600で日和ってみたが、ちょうどFX-8120の倍くらいの性能をたたき出したのは隔世の感があった。10年経たずにこの進化はすさまじい。GPUも590ではなく580にしたが、娘のGTX1060 6GB程度の性能で冷え冷えだった。意外だったのは動画エンコでVCEがかなり使えたことだった。同等画質ならQSVよりちょこっと速い。CPUエンコもさすがにVCEにかなわなかったが、それでもコアの分だけ4790kより速いし、昔のAMDからは想像も付かないサプライズだ。
 ちなみにこの頃からゲームPCはリビング隅に設置していたが音や熱で困ったことは無い。またDirt Rally2.0くらいならfullHD最高画質で遊べるレベルだったので、一応目標は達成できたと思う。
 そういえばここでDDR3メモリーから卒業した。まさか9年も使い続けるとは思わなかったし、最後はこいつのせいで一線を退くとかできすぎた話だ。

 

 R5 2600+RX580は快適だったが、ようやくRX5000シリーズが発売されたため、入手が容易になった2019年9月末に5700XTに買い換えた。評判の悪いMSI製だったが、うちではなんの問題も無かった。これで3DMarkのスコアは7割増しになったし、Dirt Rally2.0やAce Combat7は設定を落とせば4kで遊べなくも無いレベルになった。
 ここまでマザーやビデオカードMSIを中心に選んでいるが、これはFX-8120と一緒に使っていた880GMS、HD6870の出来が良かったからだ。この時の印象でなんとなく選んでしまう。ファンといってもよい。ただドラゴンのロゴはダサいと思うが。

 

 そして2019年末、ついにzen2 3000シリーズが発売される。激しい争奪戦だったが運良く3950Xが買えてしまった。おかげで急遽これに見合うようにハイスペック路線で1台組み直すことにした。構成は以下。

 

ケース:MSI VAMPIRIC 010
電源:850W(流用)
CPU:Ryzen9 3950X
CPUクーラー:ASSASSIN III
マザー:MSI X570 ACE
モリー:DDR4-3600 32GB
ビデオカードMSI 5700XT Evoke(流用)
SSD:CFD PCIe Gen.4 1TB
ファン:aRGB 12cm X3個

 

 ほぼ最新高性能で実績のあるパーツばかり。ハマる要素など無いと思われたが、組付直後に火花を散らすという冷や汗ものの失敗をいきなりしてしまった。原因はケースだ。MSI好きが高じて今回買ってみたものの、ネジ穴の位置がずれまくっていたり、フレームがわずかにゆがんでいたりと結構な問題児だった。おかげでバックパネルの位置が決まらず、無線アンテナのコネクタがフレームに触りショートとなったのだ。その後元気に動作して事なきを得たが、10万のCPUが死ぬ可能性はなかなかにエグい衝撃だった。この日はセットアップを中断し酒を飲んで寝てしまったほどだ。


 肝心の性能、それもほぼCPUだが、まさに異次元の体験だった。3DMarkスコアは5%程度の上昇だったものの、エンコード速度はとうとうCPUがVCEを抜いてしまった。メモリー32GBとの相乗効果でどんなにファイルを開こうが、どんなにタブを開こうがビクともしないし、エンコしながらゲーム、録画しながらゲームもfullHDなら平気になった。感動を通り越してゾクゾクしたものだ。心配していた発熱は空冷でも問題なく、ネット上のベンチスコアとほぼ同等の数値をたたき出した。
 PCIe4.0は正直それほど恩恵を感じなかった。もちろんベンチスコアでは特にSSDは飛躍的に数値が上がったが、体感ではほとんどかわらない。元々が速すぎるのだ。

 とまぁ、こんな感じで自作人生最大の散財と衝撃的な性能をついに得たのだが、唯一ショボかったのはやはりケースだろう。前述のズレやゆがみもそうだが、フロントパネルのLEDも残念だった。これは事前の調査が不足していた私も悪いが、こいつはRGBを謳いつつマザーと接続して制御できない。専用のスイッチで色と点灯パターンを切り替えるだけなのだ。Dragon CenterとMythtic Lightを押しつつそりゃないよ、というのが正直な感想だ。

 なおR5 2600マシンは電源を余りの650W、GPUをRX580に戻し、ほぼ組んだ初期の状態で2F自室に移動させた。型落ちとはいえノートPCじゃ太刀打ちできない性能なのだ、無駄になるわけがない。

 

 その後3950X+5700XTで夏を迎えて年末まで1年、つい最近まで特に問題は無かった。4kゲームプレイは若干間に合わないものの、我慢できないほどでもないし、zen3やRX6000シリーズが発売されたが、前年以上の争奪戦で入手の見込みがなかった。
 そんな状況で2021年初頭にうっかりアップデートしたのは、やはり幸運にもパーツが入手できてしまったからだ。パーツ別の記事で書いたが、6900XT5950Xである。偶然にも両者一緒に購入できたので個別の性能上昇は確認していないが、これらに換えることで3DMarkスコアは倍以上になった。手持ちのゲームは4Kですらファンの音もロクに聞こえない余裕っぷりだし、当然並列作業も余裕すぎる。ここだけの話無駄金を使った感すらあるが、それだけ長く使えると考えるのが精神衛生上良いのだろう。

 ちなみにここでもMSIのケースは祟った。6900XT付属のステーがネジ穴位置の都合で付かないのだ。MSI同士でこの仕打ちは正直酷い。今このケースは若干のリニューアルをしたものが新発売となったが、これらの理由でいかにMSIファンの私でもお勧めしかねる。

 

 自作以外でもここ3年は色々手を出した。異常に忙しかったストレスを散財で発散するところが大きかったと思う。忙しかったおかげで稼ぎが増えたのもある。
 ざっと書くと2019年初頭にOneMix2sを海外通販で買った。UMPC好きとしては最高のガジェットだったが、ファン音と光学タッチセンサーの○ソ具合でバリバリは使っていない。

 次にXPS13 7390 2in1、少し後にCore X Chromaを買った。XPS13は待ちに待った16:10 4K+だったので、日本で解禁になった瞬間に注文しかなり早期に納品された。その後X Chromaを買って取り付けたものの、デスクトップが2台あるおかげで自宅での活躍は少なかった。しかし2020年に入った頃から仕事で手放せなくなり、今ではリモートワークの要として活躍している。良い買い物だった。

 そのちょっと後にCF-RZ5ヤフオクで買った。XPS13を会社に持って行ってしまうので、OneMix2sより操作性の良い、リビングで気軽に触れるノートが欲しくなったのだ。これも良い買い物だったと思う。今はDebianをメインOSにし、このブログ更新も結構な頻度でこれを使ってやっている。

 その他PCとやや離れるが、Oculus QuestQculus Quest2もここ2年くらいで買った。元々はエロ動画Dirt Rally2.0用にと用意したのだが、この2つについてはエロ動画は期待外れ、DR2.0は目眩のような酷い3D酔いで使えなかった。しかしいくつかのゲームは中々楽しめたし、ダイエットとしてボクササイズVRは効果があった。

 やがて娘が興味を持ち、youtubeの影響を受けてBeatSaberにガッツリとハマった。コロナの影響で自宅待機の都合もあり、これはほぼ娘専用機となってしまった。Oculus Quest2は自分用にと思い買い足したものだ。ただこれはまたもや仕事の山場が訪れてしまい、今現在稼働率はほぼゼロとなっている。ただ体重が増加傾向なので、この週末には復活させる予定だ。でないとGW明けの健康診断がヤバい

 

 あとは一応PCにくくるとChromebookを2021年初頭に2台ほど買った。Acer Spin311Lenovo Duetだ。Spin311はまさにネットブックという感じだったが、kindleを使う時に画面解像度の低さがどうにも気になった。そこでタブレットとして使え解像度の高いDuetを購入したが、こちらはタブレットとしてはそこそこ良かったものの、キーボードは2in1のハンデもありSpin311ほど使えず、Androidアプリの互換性もLinuxとの併用もあと一歩な感じだった。よって今現在はCF-RZ5とNECのT1195タブ併用がメインになっている。

 ただCHromebookはサブPC、ネットブックとしてはかなりお手軽で良い。DuetかT1195サイズでスピンタイプのものがあればただちに乗り換えたいと思う。

 

 

 というわけで長々とPC遍歴を書いてきたがこれでようやく終わりだ。本当は他にも余りパーツ+αで色々やってるし、モニターやラズパイ、中古ノートもいくつか買っている。そこらはまた気が向いたら順に記録していこうと思う。

 

PC遍歴その9

続き。

 

・2010年代中期(Win7,8時代)
 AMDづくしが仇になった時期。かつ子育てや仕事がなかなか立て込んでおり、PCを触る機会が減ったかわりに、1回にかける金額がデカくなった頃でもある。

 

 2013年はほとんどPCにお金をかけていない。ファイルサーバーのHDDを大容量に差し替えたり、録画機にPT2を買い足したくらいだ。ゲームの方で特にパワーが要求される新作にハマらなかったのもある。レースゲーは旧作のRBRやDirt3くらいだったし、この頃始めたドラクエXはノートPCでもそれなりに動作するくらい軽かった。

 

 そんなわけで2年くらいゲームPCはFX-8120+HD6970のままだったが、2014年の初春、突如としてこれがお亡くなりになる。マザーボードが故障し、どのCPUを挿してもPOSTすらしなくなったのだ。原因は明らかにOCと熱だろう。過電圧気味の設定に加え適当なトップフロークーラーを使っていたのだ。正直よく持ったなと今では思う。
 しかし普通ならこの時点で何らかのモディファイや組み直しになるが、あまりにも時期が悪すぎた。AMDはFXシリーズでコケまくり対応マザーすらほぼ入手できない、APUはSocket FM2なうえにFX-8120にも劣る。おかげでインテルは価格高騰でCPUがそもそも入手しづらいし、Socketも毎回規格が変わるので乗り換えづらい。
 なのでこの時はお蔵入りになっていたA8-3870KとFM1マザーを引っ張りだし、OS入れ直しすらせずお茶を濁した。ただこの判断は正しかったと思う。CPU周りのベンチスコアは落ちたものの、動作で特に困るゲームは無かった。

 

 インテルに乗り換える決断をしたのはこの年の夏だ。春に発売されたi7-4790kの価格が落ち着き、入手も容易になっていた。変更したところだけ抜き出すと以下のスペックだったと思う。

 

CPU:Intel Core-i7 4790k
クーラー:サイズ 無限
マザー:ASRock Z97M Aniversary
モリー:DDR3 16GB
SSD:ADATA 256GBx2(Raid0)
2015/12更新
HD6970→GTX980Ti

 

 教訓を活かしてCPUクーラーはケースギリギリの静音大型を選んだ。スピコン付きで4790kすらよく冷やしてくれた。マザーは初めてASRockを買ったが、こいつもシンプル安価で良いマザーだった。メモリーはこの頃からDDR4への移行が予定されていたため、8GBを買い足して4790kで粘ることとした。
 結果的にこの時点でのインテル乗り換え、4790k選択は神がかった正解となった。CPUだけで5割くらいベンチスコアが上がったのは感動すら覚えた。2015年末にビデオカードGTX980Tiに変更した以外、2018年末まで実に4年以上まったくアップデート無しで現役だったし、引退前後もミドルハイクラスの性能はあった。逆にこいつが完璧すぎてしばらく自作から足が遠のいてしまったのだが、これ以降は性能が倍というのを組み直しの基準とするようになった。

 

 自作は他に2016年末に娘用PCをITXで組んだ。ドラクエ10とテラリアとStarboundといったSteamカジュアルゲー専用機だ。それまではA8-3870k、HD6870といった余りパーツで適当にでっち上げていたが、STX電源が突如いかれたので、これを機にCPUをi3に、ビデオカードを1060 6GB版にした。いずれ引退するi7を載せることも見越してだったが、i7があまりに長く現役だったため今現在もこのままだ。

 

 自作以外では2014年の夏頃にMiix2 8を買った。仕事でAtom+Windows8タブを触り、Atomのくせに案外実用的だったので、当時一杯一杯だったVAIO Pをお払い箱にしたかったのだ。こいつもこの後2年くらいはネットブックの代わりに役立ったが、OSをWindows10にして以降はさすがにキツくなり、やがて泥タブに取って代わることになる。
 このタブレット車載の可能性を見いだしたのは大きかった。同時期に購入したプジョー208はセンターコンソールがカスで、動画視聴はおろかmp3のダグ表示もおぼつかない代物だったのだが、こいつに搭載してのメディアプレーヤー代わりは遠出の子供対策に有用だったし、スマホと合わせれば「専用ナビいらなくね?」と気づいたのだった。ちなみに今208は泥タブと格安SIMを付けっぱなしにしている。

 

 2015年の初春にはノートPCも久しぶりに買った。XPS13 9343だ。この頃珍しく出張が多く、昔のように現場仕事も度々あった。またリビングではWindowsタブよりもパワーがあり解像度の高いノートを使いたくなった。そんな理由で、当時最新CPUかつ飛び抜けて軽量、fullHDのこいつにした。なかなか値が張ったが、大きな業務を1つ終わらせた直後だったので「自分へのご褒美」と言い聞かせた。
 こいつの使い心地は素晴らしかった。11インチ並のフットプリントと重量で持ち運びは楽、mp3エンコは余裕だしドラクエ10も楽勝だった。動画エンコすらQSVでなんとかなった。半年後に価格がこなれた即納モデルを嫁さんにも買い、こちらは今だ現役だし、自分のもTVに繋いでメディアプレーヤーかつリモート操作端末として活躍中だ。ここで完全にレッツノートからXPSに転んでしまった。

 

 こんな感じで変化の回数は少なかったものの、AMDから完全脱却したりネットブックからタブレットになったりと、変化のふれ幅はものすごく大きかったと思う。

 

続く。

 

PC遍歴その8

続き。

 

・2010年代前期(Win7時代)
 実家の隣に新居を建てて引っ越したのが2009年の年末。2010年代は新しい環境からのスタートとなった。

 

 引っ越して1月経ち色々と落ち着いてきた頃、グダグダになっていたmini-ITX機に見切りをつけてPCを組み直すことにした。狭いながらも書斎とデスク一式が確保でき、家具調達資金も思いのほか余っていたので、ATXマザーでそこそこ豪華なAMD縛りゲーミングPCを目標とした。スペックは以下。

 

ケース:LianLi PC-8N
電源:サイズ 500W → Seasonic 600W
CPU:AMD PhenomII X4 955BE
マザー:ASUS M4A785TD-V EVO
モリー:DDR3 4GB
ビデオカードASUS HD5770
HDD:1TB
その他:BD-R
OS:Windows7 64bit

 

 最高性能ではないが最新のパーツを選び、AMD縛りでもこんな感じのミドルハイPCが組めた。春前に購入したハンコンでレースゲーを遊ぶのに全く問題無く、リリース直後のWindows7もド安定だった。唯一ビデオカードのコイル鳴きが激しく、迷った末に電源をSeasonicにした位しかトラブルは無し。これ以降は後述のモディファイまでおよそ2年、同じパーツ構成で使い続けた。

 メモリーはこの時点でDDR3に乗り換え、合わせて64ビットOSに切り替えた。4GBなので恩恵はそれほど無かったが、いずれ増設するだろうと考えてのことだ。まぁこの次はSSDに乗り換えたためほぼ意味が無いことになってしまったが。

 

 2010年末頃、新規ではないがメディアサーバー機にPT2を挿してデジタル録画PCとして再生した。母体はD945GCLFという低スペックだったが、エンコしない前提であれば何の問題も無かった。HDDの容量を増やしたり、外付けHDDにミラーリングするようにしたりと多少の手を加えつつ、初期のアナログ録画機から5年以上動きっぱなしの、我が家では非常に出来た子だった。
 録画機再生のきっかけは、REGZAで録画した番組のBD移動が面倒くさすぎたからだ。アイオーのAV BOX経由でBD-R焼き専用アプリに転送する必要があり、これが時間が掛かる上に失敗も多かった。TS抜きのおかげで視聴も自由となり、再び寝室やトイレでの視聴が捗ることとなった。

 

 その後ゲーミングPCは久しくいじっていなかったが、2011年末についに大幅モディファイする。以下がスペックだ。

 

ケース:Silverstone SST-TJ08B-E
電源:Seasonic 600W
CPU:AMD FX-8120
マザー:MSI 880GMS-E41
モリー:DDR3 8GB
ビデオカードMSI HD6870 → HD7890
SSD:ADATA 120GBx2(RAID0)
HDD:2TB
その他:BD-R
OS:Windows7 64bit

 

 きっかけはPC版スカイリム発売だ。これまでのスペックだとバニラのオブリビオンなら問題無いものの、MODを入れるとやや厳しめ、かつドラゴンエイジ2は割と一杯一杯で設定を妥協せざるを得なかった。そこで思い切ってほぼ組み直すことにしたのだが、スカイリム発売の3日くらい前にようやくセットアップ完了となり、結構冷や汗ものだった。
 スペック的にはこの時点では大満足だった。AMD暗黒期の戦犯と言われるBulldozerはシングルでは微妙だったものの、簡単にOCできる機能と耐性があり、クロックを上げてぶん回すことで割となんとかなった。HD6870もギリギリnVIDIAと張り合える位の性能で、こちらもOC耐性は上々でぶん回せた。もちろんスカイリムは快適に動作した。
 ケースとマザーはこの時点で再びM-ATXとした。これはPCいじりの中心が書斎から物置兼自室になり、コタツの高さで収まるのが都合が良かったからだ。
 その後価格がこなれてきたHD6970を中古で入手、付け替えたりしたものの、しばらくはこの環境をメインに使っていた。

 

 前述のFX-8120で気を良くし、他には2012年の年末にA8-3870kとPC-Q07でミニPCも組んでみた。居間のTVで軽めのPCゲームが遊べたら、動画やBDが視聴できたらという、いわゆるリビングPCだ。しかしこれは動画、BD視聴では問題無かったものの、ゲームについては実質ドラクエ10くらいまで、ノートPCよりちょっとリッチな設定ができる程度で期待外れだった。HD5770を無理矢理付けてみたものの、引っ越し前のITX機と同様に爆音爆熱となったため、やがてお蔵入りとなってしまった。次に日の目を見るのは2年後だ。


 そんなこんなで2010年代前半はAMD系PCばかり組んでおり、安易にOCもして楽しんでいた。すぐ後にこれが遠因で厳しい状況になるが、それは2010年代中期で書く。

 

 自作以外では引っ越した年の夏にVAIO Pを購入した。毎日のように使っていたEeePC 900Xが突如壊れてしまったのだ。USB電源異常とのメッセージが表示され、保証も切れたためどうしようもなかった。で、どうせネットブックを買うならPS3と連動もできて小さいPにしようとなった。ただこの散財は正直失敗ギリギリの微妙なものだった。要はAtomWindows7は無茶すぎたということだ。ネットブックとはいえVAIOというオシャレガジェット、持ち運びして出先で使うなら活躍したかもしれないが、トイレにこもって使う場合は中途半端でもっさりしすぎた。スマホタブレットが台頭してきた頃で時代が悪すぎたのもある。やがてPに限らずネットブックは一旦廃れてしまうのは仕方がない。

 

続く。