田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

人事異動

 我が部署で大きな人事異動が5月に予定されている。部の長が変わり、隣の設計部署から1人補充されるのだが、ぶっちゃけ私が長だった3年前の人員に戻るだけだ。ようやく協働しやすくなった同僚がいなくなるのは惜しいが、まぁ今回は私は技術職のままなので、人事そのものはさほど大きな影響はない。

 

 ただ気になるのはその同僚の配属先と、これに関する人事である。同僚は古巣に戻るのだが、昨年トレードで昇進と同時にその部署に行った人が隣の設計部署に舞い戻ってくる。そもそも昨年のトレード自体がこの人の今後のさらなる昇進のための実績作りという意味が大きかった。それがたった1年で実績が無いまま戻るのだ。隣の設計部署は部長がいるので部の長の仕事は無い。そしてこの人と折り合いの悪かった部員が、彼の部下にならずこちらに玉突きとなる。この人の勝ちが過ぎるのだ。

 

 つまるところ今回の人事は、成果を出せていない彼の救済が一番の理由なのだと思う。どさくさに紛れているつもりがミエミエだ。我々よりも上のポジションなのに、実績もなくこれだけの救済を受けるのなら普通理由が明らかにされるべきだし、他に問題も起こしているのに降格なし、おとがめ無しというのは正直スッキリしない。
 まぁ彼の異動は私には直接関係ない他人事として100歩ゆずってよしとしても、腹が立つのはこの人事の表向きの理由が設計部門の強化とされたことだ。さらに言えば社長が役員会で会長に、私がリモートワークをしていることを強化すべき理由に挙げたらしいことだ。結局のところリモートワークは部署を弱体化する悪であり、自分は体のいい言い訳に利用されるわけだ。それも自分のいないところで、関係無い人の利益のために。

 

 ちなみにこの人事の2週間前に、私と社長の間で我が部署への人員追加の話がされていた。長の変更は無く、追加予定だったのは今回部の長になる同僚だ。この時点では現同僚が異動する理由はゼロだった。リモートワークも続けて大丈夫か念押しし、新人教育がある場合はフルタイム出社することで合意も取れていた。翌週には会議で現同僚が現状の体制でしばらくやる旨を報告している。それが今週唐突なちゃぶ台返しなのだ。先週末に何かあったのは間違いないし、社長の倫理観を疑うのもやむを得ないだろう。

 

 そんなわけで今は新体制にあまり関わりたくないなというのが本音。リモートワークしてる自分のせいで人事がなされるのなら、憎まれついでにとことん引きこもってやろうとさえ思ってしまう。そもそも今度来る同僚は管理の仕事が苦手で、以前は決して得意ではない自分がある程度肩代わりしていた。最終的には彼と肩書きを交換し管理職になった経緯もある。そしてその後散々不手際を叩かれたのだ。社長や同僚はまた私に管理業務をさせたいのだろうが、今更私に押しつけ直すのは無理筋というもの。5月からは高みの見物といきたい。