田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

PC遍歴その9

続き。

 

・2010年代中期(Win7,8時代)
 AMDづくしが仇になった時期。かつ子育てや仕事がなかなか立て込んでおり、PCを触る機会が減ったかわりに、1回にかける金額がデカくなった頃でもある。

 

 2013年はほとんどPCにお金をかけていない。ファイルサーバーのHDDを大容量に差し替えたり、録画機にPT2を買い足したくらいだ。ゲームの方で特にパワーが要求される新作にハマらなかったのもある。レースゲーは旧作のRBRやDirt3くらいだったし、この頃始めたドラクエXはノートPCでもそれなりに動作するくらい軽かった。

 

 そんなわけで2年くらいゲームPCはFX-8120+HD6970のままだったが、2014年の初春、突如としてこれがお亡くなりになる。マザーボードが故障し、どのCPUを挿してもPOSTすらしなくなったのだ。原因は明らかにOCと熱だろう。過電圧気味の設定に加え適当なトップフロークーラーを使っていたのだ。正直よく持ったなと今では思う。
 しかし普通ならこの時点で何らかのモディファイや組み直しになるが、あまりにも時期が悪すぎた。AMDはFXシリーズでコケまくり対応マザーすらほぼ入手できない、APUはSocket FM2なうえにFX-8120にも劣る。おかげでインテルは価格高騰でCPUがそもそも入手しづらいし、Socketも毎回規格が変わるので乗り換えづらい。
 なのでこの時はお蔵入りになっていたA8-3870KとFM1マザーを引っ張りだし、OS入れ直しすらせずお茶を濁した。ただこの判断は正しかったと思う。CPU周りのベンチスコアは落ちたものの、動作で特に困るゲームは無かった。

 

 インテルに乗り換える決断をしたのはこの年の夏だ。春に発売されたi7-4790kの価格が落ち着き、入手も容易になっていた。変更したところだけ抜き出すと以下のスペックだったと思う。

 

CPU:Intel Core-i7 4790k
クーラー:サイズ 無限
マザー:ASRock Z97M Aniversary
モリー:DDR3 16GB
SSD:ADATA 256GBx2(Raid0)
2015/12更新
HD6970→GTX980Ti

 

 教訓を活かしてCPUクーラーはケースギリギリの静音大型を選んだ。スピコン付きで4790kすらよく冷やしてくれた。マザーは初めてASRockを買ったが、こいつもシンプル安価で良いマザーだった。メモリーはこの頃からDDR4への移行が予定されていたため、8GBを買い足して4790kで粘ることとした。
 結果的にこの時点でのインテル乗り換え、4790k選択は神がかった正解となった。CPUだけで5割くらいベンチスコアが上がったのは感動すら覚えた。2015年末にビデオカードGTX980Tiに変更した以外、2018年末まで実に4年以上まったくアップデート無しで現役だったし、引退前後もミドルハイクラスの性能はあった。逆にこいつが完璧すぎてしばらく自作から足が遠のいてしまったのだが、これ以降は性能が倍というのを組み直しの基準とするようになった。

 

 自作は他に2016年末に娘用PCをITXで組んだ。ドラクエ10とテラリアとStarboundといったSteamカジュアルゲー専用機だ。それまではA8-3870k、HD6870といった余りパーツで適当にでっち上げていたが、STX電源が突如いかれたので、これを機にCPUをi3に、ビデオカードを1060 6GB版にした。いずれ引退するi7を載せることも見越してだったが、i7があまりに長く現役だったため今現在もこのままだ。

 

 自作以外では2014年の夏頃にMiix2 8を買った。仕事でAtom+Windows8タブを触り、Atomのくせに案外実用的だったので、当時一杯一杯だったVAIO Pをお払い箱にしたかったのだ。こいつもこの後2年くらいはネットブックの代わりに役立ったが、OSをWindows10にして以降はさすがにキツくなり、やがて泥タブに取って代わることになる。
 このタブレット車載の可能性を見いだしたのは大きかった。同時期に購入したプジョー208はセンターコンソールがカスで、動画視聴はおろかmp3のダグ表示もおぼつかない代物だったのだが、こいつに搭載してのメディアプレーヤー代わりは遠出の子供対策に有用だったし、スマホと合わせれば「専用ナビいらなくね?」と気づいたのだった。ちなみに今208は泥タブと格安SIMを付けっぱなしにしている。

 

 2015年の初春にはノートPCも久しぶりに買った。XPS13 9343だ。この頃珍しく出張が多く、昔のように現場仕事も度々あった。またリビングではWindowsタブよりもパワーがあり解像度の高いノートを使いたくなった。そんな理由で、当時最新CPUかつ飛び抜けて軽量、fullHDのこいつにした。なかなか値が張ったが、大きな業務を1つ終わらせた直後だったので「自分へのご褒美」と言い聞かせた。
 こいつの使い心地は素晴らしかった。11インチ並のフットプリントと重量で持ち運びは楽、mp3エンコは余裕だしドラクエ10も楽勝だった。動画エンコすらQSVでなんとかなった。半年後に価格がこなれた即納モデルを嫁さんにも買い、こちらは今だ現役だし、自分のもTVに繋いでメディアプレーヤーかつリモート操作端末として活躍中だ。ここで完全にレッツノートからXPSに転んでしまった。

 

 こんな感じで変化の回数は少なかったものの、AMDから完全脱却したりネットブックからタブレットになったりと、変化のふれ幅はものすごく大きかったと思う。

 

続く。