田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

DQ10と娘

 DQ10のVer.5.5前期配信日なのだが、出張準備でアップデートすら出来ていない。なのでストレス発散でDQ10と娘についてなんとなく書く。

 

 プレイし始めたのは7年以上前。娘が小学校に上がった頃、嫁さんの休日出勤日は親子ゲーム大会と称して一日何かを遊び倒していた。手っ取り早い子守だ。この時たまたまやった体験版でキャラメイクに娘がハマった。3DSでそういう女の子向けゲームが流行っていた時だったし、どう森でネットプレイしたり、DQリメイクを一緒に遊んでいた事も下地としてあったと思う。またPCゲームやレトロゲーに慣れていたのも大きかった。当時遊んでいたものは娘独自のネーミングで呼ばれ、週末留守番の時にこれらを書斎で遊ぶのが定番だった。例えば以下のような感じだ。

 

テラリア:ぐちゃっとゲーム(死んだりウサギを倒したりするとグチャー!と音がするため)
Starbound:ぐちゃっとゲーム(テラリアと区別が付いていなかった)
オブリビオン:おっさんゲーム(自分のキャラが洋風おっさん顔なため)
ウィザードリィ:いてっいてっ(壁にぶつかった時の台詞)
マリオブラザーズ:たたかうマリオ(そのままや)

 

 この頃は可愛かった。いや今もだが。

 

 というわけでDQ10を親子でプレイするのは、我が家では割と当たり前の流れだった。最初の2月くらいはサブキャラプレイだったが、やがてパーティーを組むためアカウントを分けた。と同時に嫁さんも参戦し、めでたく家族パーティーが誕生した。邪魔者や悪意のメッセージは両親が完全シャットアウト。これで1日30分くらい、寝る前にわいわいと楽しんだものだ。薄々よその家よりゲーム系娯楽がガチなのに気づいた時期で、それでも割と節度あるプレイ時間を守っていたと思う。

 

 この頃我がパーティーに初めてフレンドさんが出来る。同じ番地の人だ。親子で遊んでいるのに気づいて、よければレベル上げに使ってくださいとの事。Lv.99でカンスト状態のバトマスだった。このフレンドさんのおかげでレベル上げが急に捗り、家族みなVer.1クリアを達成した。職業は自分が賢者、娘が魔法戦士、嫁さんがバトマスで、これは今も基本変わっていない。チャットではなくリビングで顔を合わせてパーティープレイするのは独特の面白さがあった。

 そういえば一度だけ自分が出張の夜に家族で遊んだことがある。娘は当時チャットができなかったので嫁さんが代わりに指示を飛ばしてた。遠くの親父といつもと変わらず遊べるのに大興奮だったらしい。これがきっかけで変な方向にハマらなくて良かったと思う。

 

 その後Ver.2までは家族パーティー+サポートなかまで皆クリアできたが、小学校高学年になった頃、急にプレイ時間が減った。子供会でドッヂボールが熱を帯び、土日が基本的に半日潰れるようになったからだ。Ver.3が微妙に面白くなかったのも影響した。クエストのおつかい感がひどかったし、キャラはは虫類系で娘受けが悪かった。ドッヂボールが終わる6年秋までは、娘は妖精の姿見で着せ替え、自分と嫁さんは気まぐれにストーリーを進めながら、家具やゴールド、装備品を貢ぐといった感じだった。

 

 この娘が6年の冬、ようやく自分がVer.3をクリアした。足かけ3年以上のせいでメインストーリーなぞロクに覚えていなかったが、達成感というか開放感はあった。ようやく最新Ver.を気兼ねなく楽しめる、みたいなやつだ。
 そしてある日、急に娘が本腰を入れて復帰する。コロナによる休校と、この時期のプレイで新規フレンドが数人出来たのが理由だ。あと近所の男の子もお試し参戦した際に色々教えてあげていたのもあった。自分は基本ネットで人に話しかけないし、そもそも話しかけられないように人混みに近寄らない。が、娘はそこら辺割と物怖じしないようだ。6年生のLINEグループで慣れたのだろうか。低学年の頃どう森南の島で暴言を吐かれて1日凹んでいた純真さが懐かしくもあり、たくましい成長に安堵するところもあり、父親として少々複雑である。
 ちなみにできたフレンドは小学生女子3人、近所の男の子1人、フレンドつながりで20代男2人とかだった。ネットの怖さをたたき込むのに「小学生女子という設定のおっさん」説をしつこく説いたが、一応この女子3人は本物のようで、1年経った今もたまに一緒にプレイしている模様。
 ただ男2人のうち1人がちょっとアウトだった。「ぼくのことおにいちゃんって呼んでいいよ」とか言うようなアレだ。これは中身おっさん説を説くまでもなく娘自身がヤバさを感じ、それとなく距離を置いて今はほとんどつながりがないようだ。自分が存在をちらつかせたのも良かったのかもしれない。


 そんな感じで娘がフレンドとパーティーを組む中、自分は寂しくサポート仲間でVer.4をクリアした。ストーリーが良かったのが救いだった。娘もこれを見てVer.3プレイに取りかかったし、嫁さんもなんとかVer.4.2あたりまで進むモチベーションを得た。

 

 そして今。自分は5.4後期までサポートなかま中心、Ver.4後半からリアルタイムで追っかけている状態。娘は月1,2回のイン、嫁さんは月1くらいのイン、自分は週1くらい。2月に1回くらいは家族パーティーを組んですごろくや娘のストーリー追っかけをすることもあるが、昔ほど揃って一緒に遊ばなくなった。まぁ中学生だしやむを得ない。パパは寂しくて死にそうだが。

 

 課金は3月まとめての基本料のみを貫いている。3人7年と考えると20、30万単位でスクエニに貢いでいることになるが、家族で長年楽しめる趣味としては安い方だろう。稼働率の低い娘と嫁さんは都度の課金で節約する手もあるが、たまの家族プレイの楽しさとうれしさが忘れられず、ずるずるとそのままだ。死んだ子の歳を数えるみたいなものか。…いや違うか。

 

 以上が我が家のDQ10と娘の記録だ。かなり馬鹿馬鹿しいが、うちらしくて良いなとも思う。このままプレイの歴史が続けばいいなと願っている。