田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

2台目SF-A1Fの修理

今月頭に入手した2台目A1Fの修理。といっても、いつものごとく清掃とコンデンサ交換だけだが。

実はこの機体、手元に来た時の動作確認で音声が出なかった。これとスロットのフタ、箱さえあれば完璧だったが、まぁ世の中そんなにうまく行くはずが無い。

1台目で経験済み、かつ参考にできる動作品があるため、いきなり全ばらし&コンデンサぶっこ抜き。前回は半田吸い取り器でやけどをしてちょっとした惨事になったが、今回は安全第一でゆっくりと。そして液漏れが結構あることに気付く。特にミツミの音声周りの基板上の3つはパターンが腐食しかかっていた。危ない。このせいで音が出なかったのかも。
しかしこうしてみると1台目と雰囲気が結構違う。Z80はZilogではなくROHM製だし、組み付けの合いマークもある。同一ICでも表面のマーキングが変わっていたり。

こちらは電源。レギュレータの2ピンパターンが削られており、足からジャンパ線が出ていた。微妙に不安。なお写真には無いが、FDDをメンテ済みの純正品に交換し基板上のメモリ空きパターンの半田を除去しておいた。ただメモリ増設は当面ノーマル機体として保持する関係でパス。

下ケースに組み込んで起動と音声が出力されることを確認。やれやれ、この程度できちんと直って良かった。

キーボードと上ケースを固定する前に、キズのあるスペースキーと欠損しているスロットのフタを1台目から移植。最後に丁寧に拭き取りとネジ締めして完了。うん、結構な美品になったんじゃないか?クリアパーツのキズをコンパウンドで消した甲斐があった。

というわけで、保存用のリファレンス機体が無事用意できた。これで1台目を思う存分改造できる。まずはROMを32ピンにして内蔵ソフトの無効化から試そう。