田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

PC-9801のSCSI HDD

間違えて初期化したPC-9801FAの内蔵HDD(旧変換番長)を復旧するついでに、調べて色々とやった結果を書いておく。

  • セクタ長は512。256はSASIとかすごく初期の内蔵SCSIらしい。
  • FAT16の限界は2GB。なのでDOSオンリー環境は1パーティションあたり2GB。
  • PC-9801SCSI HDDは8GBの壁があるとのことだが、変換番長PROは4GB。これはCFをFAT32でフォーマットするため。なんてこった。
  • SCSI IDが若い方にまともなブート領域が無いと、メモリカウント後になぜかハングアップする。FDD起動ならいいのかもしれない。
  • 旧変換番長には98番長モードがあり、オクで売られているものは大体このモードと合わせて0.5GB+1GBx3構成。が、これはDOS3や5を想定しての事か。MS-DOS6.2ならこの分け方じゃなくても良い。
  • PC-98はアクティブ領域4つまでとあるが、これがどうもうまくいかない。旧変換番長のSCSI0~3、変換番長PROのSCSI4でSCSI3をスリープにしても、SCSI4からは起動失敗しSCSI0からブートしたあとは見えない。なんでや。
  • 旧変換番長は4GBのCF利用時、あえて4GB制限しないとブートできなかった。なんでや。
  • 変換番長PROは4GBの仮想HDDファイルで同じように2パーティション切ろうとすると、2つ目で失敗する。ただこれは元のHDDファイル作成でしくじっている可能性が高い。
  • 旧変換番長は上記の状態で2GB+1.9GBの2パーティション構成は可能。
  • プラシーボかもしれないが、HDDのアクティブ領域を3つにした状態ではMOの転送失敗は起きないように見える。え、今更ウソだろお前…。
  • 上記に合わせて、階層ディレクトリのコピー中にエラーやハングアップ、リセットがかかるのはファイラー(FM)と変換番長PROの組み合わせのせいかもしれない。変換番長同士でも起きるし、単一ディレクトリコピーは今のところ失敗していないような。マジか。FMはシロ。そりゃそうか。
  • 上記はメモリ、CPU(コプロセッサ)ではない。それらを抜いても発生する。基板の修復失敗は無いと思いたい。
  • np21wの86ボード+ちびおとは普通に動作、演奏できた。音色は本物と若干異なり、メリハリが少ない感じ。実はこれが正しい音かも。
  • 変換番長PROより旧変換番長の方が倍くらい速い。まぁどちらも元々の内蔵HDDなんかよりダントツで速いので大した問題ではないが。

なんとも歯切れが悪い内容だが、それでも概ねHDDの復元は完了した。旧変換番長を2GB+1.8GBで内蔵、変換番長PROを2GBで外付けという、実に微妙な構成になってしまった。
たまに発生する転送失敗はファイラーを疑っているものの、紆余曲折あってFMにたどり着いたので、今更FDやFILMTNに戻るのも迷う。何が理由で乗り換えたんだっけか。FAT32か?うーん、どうしたもんかな。