田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

FD1137D修理と88キーボード清掃

自作外付FDDで調子の悪かった2ドライブ目の修理を試みる。まずは何も考えずコンデンサ張り替えをしてハマる。ヘッドが干渉してトラック0位置にいかない。メカがあることを完全に忘れていた。

該当コンデンサを干渉しない位置にずらし再度電源ON。今度はディスクを押さえるツメが降りない。なんてこった。

今度は良かれと思って寝かしていたコンデンサを立ててかわし電源ON。最初にパシャッと動くもののディスクが認識しない。まさかマイクロスイッチの故障?

マイクロスイッチは見た目問題無さそうだったが、一応ハンダを取って基板から外す。この時側にコンデンサがあることに気づき交換。表側の4つは漏れていなかったが、こいつは結構漏れて周辺ICに垂れていた。FD1137Dはコンデンサ4個とネット上にはあるが、自分の手持ちは両方とも5つある。ロットによって結構大胆に基板が違うらしい。

外したマイクロスイッチの導通を確認するが、左右どちらの突起もオープンで反応が無い。ネットの情報を見ながらスイッチ自体をバラしてみると、案の定中の接点が真っ黒だった。原因はこいつだ。

目をこらしながら精密ドライバーと接点復活剤で表面を清掃する。再び組むときにバネを飛ばすこと2回、突起の接点を落とすこと3回。その度に床に這いつくばっての捜索だった。

今度こそと思い電源ON。…よかった、無事に起動ディスクからDOSが立ち上がった。

実は2ドライブ目のディスク排出が甘かったり、1ドライブ目は一切中身を確認していない不安はあるが、あまりにも難儀をしてしまったのでもう壊れるまでこのままで行く。

FDDの件で神経をすり減らしすぎたため、気分転換に88キーボードの清掃とホワイトニングをした。PC-8801MA2のキーボード(Type-D)で、10年前に1度メンテしてあり比較的綺麗なものだが、VA2用とするため再度丁寧に清掃する。

基板は特に腐食など見られなかった。コンデンサは交換しておいた方が良いだろうが、手持ちでちょうど良い容量の無極コンデンサが無かったので今回は見送る。

スパイラルコード重曹で拭き取り。横着して素手でやったため指紋が消えかけた。危ない。

ホワイトニングは今回「手間無しブライト」を使ってみた。これまでワイドハイターEXを2倍程度の濃いめで使っていたが、PC-9801RAのパネルの文字を溶かしてしまって以来少々腰が引けていたというのもある。安全を見て5倍程度に希釈してバルコニーに設置。

わずか1日足らずでごらんのように赤茶けた色になった。何か溶かしたかと冷や汗が出たが、引き上げて確認すると結構な勢いで白くなっており出来映えは良好。

別の現物を見ながらキーを組み直して完成。こうして比べるとなかなかに白くなっている。というか当時自分が使っていたものより白い気がする。もっとブラウン系だったような。まぁ綺麗だからいいか。

赤茶けた手間なしブライト液にはPC-9801FA/U2の黄ばんでシール跡があるパネルをぶち込んでおいた。これで文字が消えず良い感じで白くなればいよいよVA2のパネルに取りかかろう。