田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

記憶力の低下

最近どうも記憶力に不安を感じることが多い。

仕事上では予定表や報告書ベースで業務を進め、結果をまめにレポートにまとめているおかげで大きなポカは無いものの、会議で説明している途中に何らかの理由で少し話が逸れると、さっきまで何をどこまで話していたか一瞬思い出せなくなることが週に1回くらいある。
また少し皮肉も混じっているが、先週会議でレポートを見せて話したはずのことを、休み明けにメンバーの誰一人覚えていないことがあったりすると、説明し忘れてたのではと一瞬不安になる。まぁこちらは今のところそんなやらかしは無く、周りが綺麗さっぱり忘れているだけだったのだが、これを証明するために会議録や週報、個人のメモに事細かに書くようになってしまった。昔は己の記憶に絶対の信頼があったのに…。

プライベートだととにかく出かける時に忘れ物が多くなった。財布やスマホは定番だし、かかり付けのクリニックに薬をもらいに行けばお薬手帳を忘れ、ボートに給油しに行けばマリーナと船倉の鍵を忘れ、ネットで買い物すれば一番欲しかった品を注文し忘れる有様。
あとは嫁さんとの会話がかみ合わなかったり。数日前に聞いた話について、「あれってどうなった?」と振ると、「は?何の話?」みたいなことが本当に増えた。これについては恐らく嫁さんの方も加齢でポンコツになっている部分もあると思う。ポンコツ同士で適当にしゃべっているので、傍から聞けばまるで出来の悪いコントだ。その場に居合わせた娘とか地獄の居心地なのかもしれない。

こんなことになった一番の要因はもちろん加齢なのだが、他はやはり仕事を含めてやらなければいけない事が多すぎるのも大きいだろう。少し前に書いた(かもしれない)が、現在仕事で部署の半分以上の複数案件を抱えつつ出張があったり、時期的に地域の活動や年度初めの各種手続きや支払いが重なったり、毎日朝晩TODOリストで確認しつつ綱渡りの生活で正直気が休まらない。そしてそれが寝不足につながり、集中力も欠け、より一層の記憶力低下という負のスパイラルになっている気がする。

まぁここで愚痴っても仕方が無いのは理解しているが、やがて何に悩んでいたのかも忘れてしまうほど余裕が無くなる可能性もある。親父の死の間際の日記みたいに書くことが無くならないように、こうしてこまめにログを取っていきたいと思う。

2台目PC-88VA2の電源メンテ

2台目PC-88VA2の電源をメンテ。落札時の写真では正常に電源ONしていたようだが、中をみると液漏れが結構ひどかったためコンデンサ交換と基板清掃を行う。

まずは電解コンデンサを取り外し。はんだ吸い取り器でバサバサ取り外せ裏側への浸透までは無かったものの、表側はご覧の通り酷い有様だ。電気を通さず正解だった。

1台目の電源修理で勘所を押さえていたせいか、基板清掃と交換は非常にスムーズだった。件の抵抗もきちんと正常値であることを確認し、念のため片側だけ取り外して基板清掃まで行った。その甲斐あってかコンデンサを取り付けての電圧確認は5,±12V,単独12Vすべて一発OK。

フタ閉めもネジが余るなど情けないミスも無く完了。1時間ほど電源ONしっぱなしで電圧を確認したが、いずれもドリフトなく安定していた。

ただ気になるところとしてファンの軸音が少々大きい。とりあえず静かな1台目電源を利用すれば困らないが、そのうちに静音ファンに交換してやろうと思う。

なお今回からちゃんとした半田ごて一式を用いての作業。会社とリモートワーク様々である。本当にありがたい。この勢いで次はマザーのパターンチェックかな。

2台目のPC-88VA2

久々の出張や半導体不足の対策などで異常に忙しい中、ついPC-88VA2を落札してしまった。なんかもう完全にタガが外れてしまっている。言い訳としては、モニター出力まで確認出来ているものが相場より安く入手できたことだろうか。前回高額落札したものと足して割るとちょうど平均的な価格に落ち着く感じ。

到着後何はともあれまず全バラしなのだが、外カバーを外すと恐ろしいほどのホコリが積もっていた。いきなり電源を突っ込まなくて良かった。

基板の様子。モニターに出力されるとはいえ、さすがに無傷というわけにもいかないようだ。バッテリーの-側から液漏れと青錆を確認。ただホコリがすごすぎるので一旦バラしとエアブローに専念する。

触れる程度に基板清掃とバッテリー除去をし、パターンのダメージを確認。1台目VAより腐食範囲は狭いようで安心。IC13、MR6、IC20周辺はパターン切れも見られるが、それ以外は大丈夫そうだ。もちろん部品下のパターンも確認する必要はあるが、とりあえずこの3つだけ後日チェック。

電源は1台目より多少マシかもしれないが、ほぼ同じ箇所、範囲で液漏れが発生していた。特にR24とケーブル接続付近は酷い。時間が経つと切れるという、1台目と同じ症状がでるような気がする。こちらも部品到着後一切合切交換を行う。

気になるのはマザーの様子が1台目と異なること。裏のセラコンは付いておらず、代わりにとあるICからジャンパー線が生えていたり、背面コネクタ基板裏におかしなテープが貼られていたりする。まぁ直しながら考えるか。

PC-9801FAのアップグレード

ようやくPC-9801FAのアップグレードが最終段階に入ったのでまとめてみる。ヤフオク落札直後は内蔵SCSIで100MBのHDD、4MBメモリ、487SXが追加された状態だった。

  • CPU
    初っぱなだが実はついさっき行った最後のアップグレード。487SXから487SX2に変更し、486DX2、32MHz相当とした。一部のサイトでは内蔵音源とFDDが動かないようなことが書いてあるが、うちではFDDは内蔵、外付いずれも正常動作している。キャッシュを使っていないせいか?また内蔵音源は86B搭載で切ってあり関係無し。
    低速とはいえ倍になったのでそれなりに効果は感じる。しかし一番この性能が必要だったデータの転送やZIP解凍がおおよそ済んでからの導入だったのはちょっと失敗だった。強いて言えばMDX演奏でPDXのロードやMSDPのファイル検索が早くなったくらいか。
    当時はメルコの4倍速(64MHz駆動)ODPを取り付けていたので実は負けているのだが、あのODPは専用ドライバを入れてもゲームやアプリの挙動が変だった記憶しかないので、それに比べれば好感触だ。その後使ったエプソンPC-486NASだかのSX25MHzよりコプロの分か速くも感じる。

  • メモリ
    8Mボード+SIMM1枚追加で合計11MBとした。DOS運用なので効果が感じにくいところだが、RAMディスクを4MB取ってもEMSメモリがたっぷり空いているのは気分が良い。当時は8MBだったはずだから地味にアップは果たした。

  • HDD
    本体入手後すぐに内蔵SCSIを虎の子の変換番長+4GBCFカードに交換した。設定で4ドライブ合計3.5GBになっている。これだけの容量があればガラ空きかと思いきや、FM音源ファイルを無秩序に展開してあっという間に残容量が1GBを切った。当時はキャラベル内蔵80MB+緑電子外付230MBで何の不自由も無かったはずなのに…。内蔵SCSI用の純正55カードはIDEにも劣り激遅だが、それでも元の100MBよりはマシ。まぁこんなもんだろう。

  • FM音源
    こちらも虎の子の86音源を修理して搭載。この86音源にはちびおとRを追加してあり、さらにXRU4066BFの除去など簡単に高音質化もしてやった。当時は内蔵26音源(モノラル)かつ内蔵スピーカーという「音さえ鳴っていれば良い」素の状態だったので、今回のアップグレードの一番の肝とも言える。
    高音質化はSOP取り外しが面倒でなかなか手を付けられなかったところだが、先日スピーカーを古いCDコンポ+超古くてデカいパッシブスピーカーからDENONサウンドバー(DHT-S217)にしたため踏み切った。
    効果については素人なので説明が難しいが、明らかに以前より音が澄んで聞こえる…ように思う。特にFMPでSSGやADPCMを多用する楽曲を聴くと違いを感じるが、自分の耳に自信が持てないので何とも言い切りづらい。単純にDHT-S217が凄い&プラシーボなのかも。
    ただ満足感は文句なく凄い。前述のように当時は音に無頓着だったし、FA後はエプソンノート、Lavieに行ってしまったので、この完成度の高いFM音源は未体験。30年の時を経て今さら収集しまくった曲データを楽しんでいる。

  • グラフィック
    当時お気に入りだったGA1024の上位カードであるGA1280を追加。だが出力レンジの関係で手持ちのモニターでは十分に性能を活かしきれず、ぶっちゃけ電気を食うだけのコネクタ変換器に成り下がっている。9821内蔵ビデオなら全モード問題なく表示されるので負けた感がすごい。何か道は無いものか。

  • 外付ドライブ
    紆余曲折あったが自作3.5’FDDx2ドライブを追加。CPUアップグレード後も問題なく動作している。やはり内蔵5'FDDで旧作をプレイ、外付3.5'FDDで現行PCとデータをやりとりできるこの組み合わせが使い勝手が良い。
    その他MOドライブをデータ転送時のみ電源ONして使用している。ファンがジェット音のようなので常用は厳しい感じ。同じ理由で先日の記事のように内蔵MOも修理せずほったらかしだ。
    その他SCSIのCDROMドライブがあるが、手持ちのCDゲームはブランディッシュしか無いので放置中。まぁCDはCX13などのドライブ内蔵機に任せた方が良いだろう。

  • MIDI
    手持ちのMIDIインターフェースカードを追加しSC-55mkIIを接続していたが、これをSC-88proに変更。86音源の陰に隠れて印象が薄いが、一段落したらこちらもいじり倒す予定。

  • キーボード、マウス
    他機種で使用中のPS/2変換コネクタに加えてUSB変換コネクタを購入。98キーボードとマウスは2,3持っているが、スペースを喰うので88やエミュ機と共通で使い回せるように。意外にお金が掛かっている部分であるが背に腹はかえられない。

とまぁ、大体こんなものだろうか。音源2枚差しは対応データが少ないことと、FM割り当てが面倒臭いため今のところ放置している。
他にメンテとして電源のコンデンサ交換、修理でマザーのパターン接続を予備機共々行った。余りパーツを組み合わせると、3.5インチ版FA/U2のそこそこ良いものが生える状態でちょっと色々やり過ぎてしまったが、一応これで98は追加で機種を入手することは無いだろう。今後は手持ち機種のメンテに専念しよう。

記事を見返して思った事

いつのまにやらここでのブログも1年無事に続けられたので、ざっくりと内容を見返してみた。

やはり前半は仕事の愚痴、それも過去のキツい思い出を吐き出す系が多い。普段それほど心のダメージを翌日に持ち越さない図太いタイプなのだが、それでもこうしてどこかで毒を吐かないとつらい。というか、そうすることでうまく気持ちをコントロールしている感じ。

最近、それも3月末の有給休暇消化あたりからタガが外れたかのような散財と、レトロゲーム、レトロPC関係ばかり頻繁に更新するようになってしまったが、これは仕事の方で完全に心が折れてしまった結果と思う。無理矢理取らされた連休前後で酷い茶番に巻き込まれ、こんなところで無駄に寿命を減らすより、残り少ない(かもしれない)人生、もう少しプライベートを充実させようと考えるようになったのだ。

それ以降、昼間必ず夫婦で近所を散歩し、仕事を終えたあとはガッツリ夜更かしして遊ぶようになった。休日は今もそれなりに仕事しているが、それでも休めるときはガッツリ遊びと庭仕事に没頭するようにしている。その結果としてブログの更新頻度と内容がこの有様。懐が若干寂しいが、近年まれに見る遊びっぷりで心が健康なのは良いことだ。

唯一出来ていないのは釣り。昨年12月に釣り納めて以降、今日に至るまで1度も竿を振ってもいない。なんだかんだで天気が悪かったりしたのが響いたか。まぁそれでも今年はまだ半分残っている。今からの挽回も十分可能だろう。

あと自分の記事で気になったのは、思ってたより誤字脱字と勘違いが酷かったこと。仕事上の物書きでは社内No.1の精度を自負しているが、眠い目をこすりながら適当に入力するとあちこちボロボロすぎる。特にPC-88VA2をPC-8801VA2と書いたり、外付FDDとかちょっと前に書いた内容と微妙に似つつも結論の異なる事を書いたりと、記憶力の低下が著しいように見える。疲れ目と肩こり、腰痛も酷いし気をつけなければ。

と、初夏の爽やかな夜にこんなことを書いてみたが、実のところ明日朝の会議で4つも新規案件のスケジュールをすり合わせをしないといけないのがイヤすぎて眠れないだけだったりする。現在進行の2件と合わせて6件も抱えるともう、自分がちょっと前に何をやっていたのかも忘れる瞬間があるし、今日辺り1日がかりでスケジュール調整と概要のまとめをする羽目になった。こんな偏りを放置する会社組織なんて滅んでしまえ。

FCとPC-8801MA2のホワイトニング

新装備のコテを待つ間、気まぐれに休眠中FCのホワイトニングをすることにした。

FCだけだと少々もったいない気がして、急遽バラし中のPC-8801MA2パネル、およびFDDベゼルとレバーを一緒にぶち込む。すると88部品だけ24時間でご覧の白さに。字が消えたらヤバいパネル、割れたら泣けるレバーだけ慌てて取り出す。

水洗いして乾燥させたらビックリするほど白くも無かったような…。写真ではわかりにくいがパネルは少しムラがあり、レバーはヤケ部分がそのままくっきり。メラミンスポンジで磨くと少し良くなるので、本当に白くしたければ根気よく磨くしかなさそうだ。それも面倒なので今回はここまでにしておく。

FCは1週間ほど浸けたがあまり芳しい結果にならなかった。汚い土色が明るい黄土色になった程度。シール跡の白さには到底及ばない。これはもう塗装した方が良いだろう。週末は久々にエアーブラシを握るか。

ファイルスロット用MOドライブ

ちょっと珍しいファイルスロット型MOドライブが出品されていたので落札。エレコム製で128MBのみ対応のMO登場初期のものらしい。早速取り付けようとしたが、これがなかなか大変な作業になってしまった。

結果から簡潔に言うと、ドライブは認識したもののメディアへの読み書きが出来ない状態。内部のレンズが汚れている時に出る症状に似ているので、分解とクリーニングで何とかなる可能性はある。

しかしここにたどり着くまでにかなりの体力を消費した。ファイルスロットのメリットとして、工具無しにフロントパネルを外してポン付けするだけで拡張できる事があるのだが、どうにもこうにもスロットスペースにドライブが嵌まらない。

どうやら本体内部の金属のレールとドライブ側の樹脂ガイドのすり合わせがキツく、途中でガッツリ噛み込んでしまうようだ。ここでなぜか紙やすりを持ち出し樹脂側を軽く削るがまるで効果が無い。

ここまでが昼休みの作業だったが、仕方が無いので一旦仕事を片付けて食事後に作業再開。今度は電ドラでガイド止めねじを長穴にしてかわしてみるが、やはり途中でガッツリと動かなくなる。

ガイドの縦で無く横幅がいかんのかと大型カッターで全体を丹念に削ってみたが症状は同じ。ここらで諦めて本体のフタまで外し、挿入具合を確かめてみる。どうやら下側FDDに板金の角が引っかかるらしい。金ヤスリを取り出してドライブ板金の角を落とすが変化なし。

いよいよ打つ手が無くなったので、最終手段としてFDDの止めねじを緩める方法を取る。内側の1個を緩めるために結局メモリースロットの板金まで外すことになった。ただこれがやはり正解で、軽くFDDを持ち上げつつ押し込むとスコっと最後まではまり込んだ。ここまでで約2時間。ありとあらゆる工具を使い、蒸し暑い部屋で汗だくになってしまった。

写真のように無事嵌まり電源ONするが、ドライブ認識しない。ファン音がするしイジェクトボタンも効くのに。スロットのエッジコネクタが接触不良か?

しばらく悩んでふとSCSI IDを設定せずにぶち込んだことに気づいた。死ぬ気でドライブを引っぺがし、痛む腰でネットから同社類似ドライブのディップスイッチ表を探し出して設定する。

再び挿入して電源ONすると、今度はドライブとしてきちんと認識した。念のためMOクリーナーを入れたあと、新品の128MBディスクをフォーマットしてみる。…が、ここでフォーマット出来ないメッセージが出て詰む。30年近く前のものだ。やっぱりそこまで都合良く動作しないか。

メディアを挿入したあと繰り返しモーター音だかシャッター開閉音がするので、どうもそこらがメカ的に動作しないのか、レンズの汚れでメディア状態を認識していないのかっぽい。前述のようにバラせば何とかなりそうな雰囲気ではあったが、物理的な処置で2時間も体力を消費し続けてこの日は限界だった。後日に回そう。

ただ修理できたところでそのままメインのFAに取り付けるかは微妙なところ。ファン音が結構大きくこれを静音化しないと音楽再生で結構厳しいし、何より128MBメディアオンリーはなぁ…。これなら多少やかましい外付230MBドライブを、使用する時だけ電源ONする方が理にかなっている。

まぁ貴重なSCSI-ファイルスロット変換ケースと考え、のんびりと修理しながら最終的な利用方法を探った方がいいだろう。