田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

アナログ回路怖い

FM音源回路でそれはもう豪快にハマる。近年希に見るポンコツぶりだった。

そもそも自分の回路知識が適当すぎたのがすべての原因なのだが、YMZ294のSSGとYM2413のFM_R、FM_Mを普通にミキシングするだけで1週間ほど消費。フィルター回路の係数が滅茶苦茶だったのに加え、よりによってOPアンプの接続が間違っていた。

そしてこの問題を調査するためにブレッドボードで組んだ回路で、昇圧12V正負電源を1つ焼き焦がしたり、これの交換のために弄った配線の戻し忘れで音程がすべて狂ったり。

最終的にはネットの参考回路そのままに加算回路と反転増幅回路を組み、増幅率をボリュームで調整できるようにして音が出るところまでたどり着いた。

ところがそのようやく出た音にものすごいスイッチングノイズが乗っており、電源回路周りを順番に対策するのにさらに3日を要することとなった。現状470uとかの大きなC追加、アンプ回路向けの15V正負電源モジュールへ変更、オーディオ用の少しお高いOPアンプへ交換で、まぁ何とか聴けるかなという感じ。PC上のプレーヤーと比べると音のメリハリが派手なのと、オーディオ用コンデンサがカッコいい位のメリットしかない。

他にもSDカードスロットの選定をミスっており、今更唐突にSDカードが読めなくなるなどあって、気付けばロクにコーディングもしないまま、もう6月になってしまった。リストファイルを読んで自動再生する機能までは随分前に実装していたのに…。

ちなみに残件としては下記。

  • FMに変な定期ノイズが乗る
  • SSGの一部音色がやたらノイジーになる
  • LPC810(SCC)から音がでない

FMはポッポッという感じで出力が無い時は乗らない。もしかしたらどこかのパスフィルターの係数が狂っているか、意図せずフィルター回路になっているか、デジタルノイズか。SSGは正しく発音できているかしっかり確認できていないので実はあれが正解という可能性もあるし、しっかりとフィルターを噛ませていないし、ソフト側で処理が間違っているかもしれない。SCCはLPC810とのI2C通信は確立できているが、恐らくポートNo.がらみのレジスタ処理で勘違いしているのだと思う。

そんなわけでMSX音源プレーヤーとしてあと一歩。もう少しだけいじったら、そろそろMSXZ80いじりに戻ろう。これ以上アナログ回路を触るのは怖い。