田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

ゲーミングPCとVMwareとWindows10

最近2F自室に籠もることが多くなったため、せっかくアップグレードした5950X+RX6900XTの贅沢ゲーミングPCの出番が少なくなった。そんな折VMware上のWindowsで3Dゲームがそこそこ動くことに気づいたので、思い切ってゲーミングPCをDebian11ホスト、Windows10ゲストに仕立てることにした。


PC

前述のように5950X+RX6900XTとゲーム性能はAMD縛りのハイエンド。メモリーはDDR4-3200 32GB、SSDは1TB PCIe4.0x1、1TB m.2 SATAx1。ただこれらは手を付けず、今回は新しく1TB PCIe4.0を増設し、それにDebian11を入れることにした。

ホストOS(Debian11)

1月前から仕事用にコツコツとセットアップしていたのでそれほどハマらなかった。Debianインストーラーもベータ版になり、デフォルトでMozcが動作する。homeのデータをそのままコピーで概ね復元できた。
唯一苦労したのが外付けSSDのドライバ相性問題。uasドライバだとストールしまくるのでネットで仕入れた情報を元にuasをブラックリスト追加、標準のusb-strageへ変更した。

Steam

とりあえずCiv6をインストール、嵐の訪れグラフィックベンチを4kフルスクリーンで実行。平均25msだった。40fps出ていないがRX580より大分マシにはなっている。

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Steam Play(proton)側はDQ11Sを入れて4Kプレイが問題ないことを確認した。5700XT程度の性能は十分出ているようだ。

ゲストOS(Windows2000

これは旧Debianマシンからそのまま移動させただけで問題なし。Workstation proなら痕フルスクリーンもいける。

ゲストOS(Windows10pro)

今回のメインだが、3Dベンチのパフォーマンスを出すのになかなか手間取った。最終的には3DMarkWindowsネイティブの70%くらいのスコアまで詰め、5700XT超えはできたと思う。これでギリギリ4kでゲームが遊べる位。

キモはVRAM容量と仮想CPU数の設定のようだ。VRAMは最大の8GBが一番良いので、必然的に仮想メモリは16GB必要になる。今更だが無駄に32GB積んでおいて良かった。CPU数はなぜかソケット数が2より多く設定できなかったため、2x3,4,6,8を試し、最終的に2x3=6コアで落ち着いている。これが3DMarkのFireStrikeでトータルスコア、3Dスコアが一番良かった。

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ただDQ10ベンチはCPU数が多い方が有利。16コアだと4k最高画質でギリギリ10000くらいだが、6コアだと8600前後まで落ち込む。これは2年位前5700XTで起きてた現象に似ていて、そもそもGPUが全然頑張ってくれない状態だ。Windowsネイティブだと23000超えなのだが実ゲーム動作に問題なさそうなので、ベンチとの相性としてこれ以上気にしないこととした。
Civ6は実は仮想PCのWindows10の方がスコアが良かった。4kで平均20ms。Windowsネイティブは15ms以下なのであと一歩及ばないものの、まぁまぁではないだろうか。というかAMDLinuxドライバがショボすぎる気がする。

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というわけでプログラミングはLinux+5950Xでガッツリやりつつ、Officeや息抜きのゲームはWindowsノートより快適に動く環境が出来上がった。VMware Workstation ProとWindows10Proのライセンス料は余裕で回収できるパフォーマンスだし、リッチWindows10環境もまるごと残してあるので飽きたらホストとゲストを入れ替えるのもアリだ。この環境でDDR5まで戦おう。