田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

ROM改造と偽IC再び

バラバラのまま放置されていたSF-A1F。26ピンボックスヘッダーが届いたので交換した。しかしこれが巧妙な罠だった。

写真のように今は無事起動しているのだが、なぜかFD起動できない症状が出ておりその処置で今日の夜はほぼ潰れた。ボックスヘッダーの実装ミスを疑ったが問題無く途方に暮れていた時、何気なく見た基板裏のプリントで謎が解けた。基板直付けタイプだとピンの奇数と偶数、つまりAB列が逆になる。初見でこんなの気付くわけないよ…。

原因に気付いたところでうまく列を入れ替える手段が無く、結局ケーブル側を裂いてABちまちま入れ替えて圧接し直した。よくよく考えれば無理矢理中継しているケーブルなぞ捨てて、新規に作り直した方が確実だった気もする。しかし今日はどうしても半田をやる気にはなれなかった。まぁケースに入れる時にあらためて考えよう。

で、32ピンEEPROMに置き換えての起動に成功し、いよいよROM改造第一弾として内蔵ソフトの無効化に挑んだ。のだが、ここでもしょうもないトラブルに巻き込まれた。正しい位置のたった1バイトを書き替えただけなのに、なぜかMSXロゴすら出ず起動しない。ROMの書き込みに失敗したのかと思い内容をROMライターで読んでみると、なんか見覚えの無いバイナリーコードが書かれている。そしてEEPROMをとりあえず消去しようとして失敗し、ROM IDがどのICにも該当しないところでようやく気付いた。まさかの偽ROM再びである。

実は今回たまたま手にしたROMは、先日AliExpressで購入した10個¥15kの激安SST39SF040。残りの9個も確認したところ、どれも似たような症状で、そもそもIDが正しく読めていない。もちろん正規のSST39はきちんと書き込み成功し、内蔵ソフトをデフォルトで無効にすることができた。

大した値段でもないし目くじら立てるほどでもないが、さすがにノーアクションはまずいだろうということで返金処理だけはリクエストした。同時に買ったZ84C002PECは全部本物だったので油断したが、やはり中華クオリティは健在なようだ。前回のAM29F040B偽物は動作するだけマシだった。他に注文中のICも届き次第確認しないと危ないな。

まぁでも休み明け初日に改造A1Fが動いたのは良かった。次はZ80をソケット化しつつFM音源追加か、メモリ増設か、キーボードの外付け対応か。メモリマッパー回路の理解がまだイマイチなので、とりあえずはキーボードからかなぁ。迷う。