田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

令和版データレコーダー

以前から嫁さんがカセットテープ再生環境を欲していたことと、MSXのデータレコーダーの件で微妙にうまく行かなかったことから、今回安価なカセットプレーヤー/レコーダーを買ってみた。

MWINというメーカーのものらしいが、あえてこれを選んだのはREM端子が付いていたため。そのまんまケーブルが刺さる。つか外見もデータレコーダーそのもの。これはまさか令和時代の決定版か?

…という期待は触って数分後、ものの見事に打ち砕かれた。REM端子は機能するが、これを無効にするスイッチが無いので、端子が刺さっていると巻き戻しなどが一切できない。まぁ仕様通りの動作なのだが、巻き戻しのたびに抜き差しする時点でREMOTEの意味が無い。MOTORコマンドもしかり。なんでこうなった…。

しかしこんな間抜けより致命的だったのは録音品質の酷さ。ホワイトノイズに加えモーター駆動のショットノイズが大きめに入り、肝心の音声はホールでマイク録音したかのごとくエコーが効いてしまう。PCに取り込んで解析すると、音量以外それはもう酷い有様でヘッダーすらまともに認識できない。切れてるはずの内蔵マイクが悪さしてるのだろうか。どうにも使い物にならない。

ちなみに再生品質と内蔵スピーカーは録音ほど悪くない。嫁さん所有のサイバーフォーミュラ声優トークカセットを再生したところ、AMラジオくらいの品質で驚いた。これならオリジナルのテープゲームは問題なくプレイできるだろう。あいにく一本も所有していないので試せないが。つかそれでなんでここまで散財してしまったのだろう。勢いって怖いな。

というわけで、データレコーダーとしてはまるで駄目だった本機だが、嫁さんの思い出プレーヤーとして無事働き口は確保できた模様。先程はTUBEが隣室から唐突に流れてきてちょっと笑った。嫁さん自身も自分の当時のチョイスが意味不明らしい。まぁそんなもんだよね。しかしテープ50本以上あるとか物持ち良すぎだろ。