田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

HGUCジム

押し入れから発掘したHGUCジムを無理矢理完成させた。

キットに手を付けたのは多分4年近く前。代理の管理職から技術職に戻り、それを機に模型作りの時間を増やそうと考えた頃。リハビリ代わりに封を開けた記憶がある。その後なんやかんやで模型作りどころでは無くなり、長期連休中引っ張り出しては適当な改造をし、再び押し入れに戻す繰り返しでここまで来てしまった。

発見当初はこんな状態。シールドとサーベルラックが中途半端に改造されており、概ね本体の塗り分けは完了している。ガンダムから拝借したバズーカが白を吹きかけてそのままなので、恐らくマスキングが面倒でそっと戻したらしい。

今回も正直そのまま押し入れに戻したくなったが、模型製作のカムバックキットとして、失敗前提で完成させてみることにした。手始めに自室作業用に乗り換えた水性塗料で未塗装のシールドなんかを塗るが、案の定豪快に失敗。ほこりの噛み込みやムラは当然として、そもそも思ってたのと色が違う。ニュートラルグレーじゃないのかよ。Mr.カラー300番台という置き換えが面倒な塗料で塗った過去の自分をぶん殴ってやりたい。

色合わせで暗色を無駄に筆で上塗りした後、早々にエアーブラシに戻ってバズーカの塗装を進める。が、マスキングテープが駄目になってたり、カッティングシートが行方不明だったり、ブラシのニードルが固着しかけてうまく吹けなかったりで一向に進まない。

そして苦難を乗り越えてデカール貼りまでたどり着いたが、ここでも水転写シートが劣化していたり、テプラの組み方をしくじって印刷が欠けたり。極めつけはマークセッターで水性塗料が溶けてしまったこと。ソフターよりセッターの方がヤバいとは思わなかった。ただの糊じゃなかったのか…。

ようやくたどり着いた最後の半艶トップコートウェザリング工程ではもう完全に気力を失っており、スポンジチッピングなどをすべて諦めてマルチグレーで適当に汚して拭き取っただけになってしまった。そもそもエナメル塗料が死んでいて全て買い直しになったのも痛いし、こうして写真に撮ると多少の汚しや塗りなんかどうでも良くなる感じもつらい。うーん。

そんなわけでようやく完成となった。足かけ4年、完成度はともかく工具更新と作業のリハビリになって、本来の目的は果たせたと思う。ハード過ぎてアレだったが。

ちなみに写真では分かりづらいが、頭部のクリアーパーツが付いてなかったりする。やっぱり一気に作らないとこういう羽目になるな。