田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

フロッピーディスクのカビ取り

カビで全滅した5'2DDディスクだが、ネットであらためて検索していると、ダメ元でIPA洗浄すればイケるみたいな記事が大量に。せっかくなので試してみた。

IPAを買う前にまずは無水エタノールでやってみる。治具は本当に偶然だが、先月BEEPで買ってあった。

最初は綿棒でやさしく拭いていたが、これだとまるでカビが取れてこない。試行錯誤して最終的には多めのエタノールと不織布で、割と強めにキュッキュとこするようにした。

乾燥後にPC-9801FA上でフォーマット。そしてシュルシュルと音を立てて失敗。拭きが足らなかったか…とディスクを取り出して見てみると、裏面のカビ除去をし忘れており外周にキズが入っていた。うーむ、しょうもないミスでまた1枚殺してしまった。

仕方が無いので2枚目で挑戦。今度は忘れずに裏表両方を丁寧に拭き取る。そしてフォーマット。静かに最後まで完走した。2DDからの起動も問題無し。やれやれ。

続いて問題が出やすいmahalitoのイメージ復元。いつものごとく98版ソーサリアンNewIPAパッチ。こちらも少々時間がかかったものの完走。そしてそのままリセットして起動させる。

うまくいったようだ。しかし昨日VA版を体験しているとやっぱり物足りないな。

というわけで手間はかかるものの、未使用メディアなら高確率で復活することがわかった。大変ありがたい。ただ1枚の洗浄で20分くらいかかる重労働なうえに、拭きが甘いとディスク書込で即死するのはなかなかにスリリングだ。

しかし10年くらい前までは一度カビが生えたら磁気面を破壊するのでアウト…的な風潮だった気がする。まぁレトロブライト同様、最近確立したノウハウなのかもしれないが。そしてメディアを捨てずに取っておいた自分も結果的にファインプレーだった。やはりこの手のものは保管が原則だな。