田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

PC-88VA2の電源修理失敗

PC-9801FA関連で続けて修理がうまくいったので、本命であるPC-88VA2の修理に手を付けることにした。

手持ちのVA2は電源がしばらくすると落ちる、マザーボードが電解液漏れでパターン消失・表示されないという2つの大きな問題があり、このうち交換部品が揃った電源から行ってみた。

まずは電解コンデンサを片っ端から外す。接着固定されているものが多く、ハンダ吸い取り器があっても苦労した。

外した状態で丁寧に基板洗浄。パターンは裏側だけで比較的面積が広いため、補修するような箇所はなさそうだった。

勢い余ってインダクタまで取ってしまったが、どうもこいつの腐食が深刻な気がする。換えの部品も無いのでとりあえずそのまま元に戻した。

新品コンデンサ実装。一部サイズが大きくて窮屈になっている。

恐る恐る電源ON。ファンが回り5Vが無事出力され、ガッツポーズと写真取りを終えたあと唐突にダウン。ああ…直っていなかったか。

その後電源コネクタ、ファンコネクタ周辺の電解液漏れを発見し、丁寧に外して拭き取りなどを行ったが、段々可動時間が短くなってきて、最終的にはうんともすんとも言わなくなってしまった。今日のところはここまで。惨敗だ。

怪しいのは前述のインダクタ、あと電圧調整用のVRあたりだろうか。時間を空けると再び数十秒だけは正常出力されるようになるので、どこかの部品が熱でダウンしていると予想しているのだが…。

とりあえず追加で代替部品を探してみるが、もういっそのことATX電源で代用してしまった方が楽に思えてきた。マザー側の修理を進めるためにも一旦そちらに舵を切ろうと思う。