田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

泥棒

我が家のすぐ側に昔から家を含めご近所数軒管理しているお地蔵さんがある。小さな社とお賽銭箱を備えており、数年前までは年1回お寺さんにも来てもらっていた。人が減ってきたので数年前に緩く管理するようになったが、今も散歩しがてら手を合わせていく人も多い。
そんなお地蔵さんの賽銭箱が10日ほど前から見当たらなくなった。嫁さんの話では2000円ほど入っていたものの、箱が劣化してお金が取り出せない状況だったそうな。最初の2,3日はお隣さんが補修やお金を管理費に入れるために預かっているのかと思ったが、どうもそうではないらしい。

さて。これとは直接関係無いのだが、昨日今日と自宅と隣接する実家の敷地を草刈機で綺麗に刈った。家庭菜園を整備するのともう一つ、実家の裏手にある開かずの物置をなんとか開けてやろうと思っての事だ。
今年も油断して結構な背丈に草が伸びてしまっていたが、それでも頑張ってようやく物置までの通路を確保してみたところ、昨年の夏にはしっかりと施錠されていたはずの引き戸がおかしい。鍵穴がシリンダーごと無くなっており、取っ手周辺が何かでこじったように歪んでいた。もしかして台風とかで壊れたのかと少し手でスライドしてみると、あっさりと戸が開きそのままレールから脱落してしまった。これは台風では無い。どうも何者かにやられてしまったらしい。
まぁ幸いにして、20年以上開けていないであろう物置の中は古い布団や座布団、箪笥が詰めてあるだけで、最後に自分がガラクタをここから引き出した時となんら変わっていなかった。たとえ盗られたものがあったとしてもたいしたものではないだろう。

で、家族にはこの事を話して1日ぼんやり考えていたのだが、どうにもお地蔵さんの件と絡んで気持ちが悪いので、明日の朝一番でご近所さんに相談のうえで町内会に打ち上げることにした。自宅や実家に侵入された形跡は無いし、間にある物置代わりの離れからも盗られたものは一切無いからと軽く考えていたが、さすがに悪意を持った奴が敷地内をウロウロしたと思うと放っておけない。

実はこの町内は昔から空き巣被害が多く、実家も25年以上前にやられたことがある。人通りが少ない田舎かつ町道から道一本で乗り付けられるところだからだろうか。今回は家屋への侵入が無いのでプロの仕業とは思えないが、そうなると余計に万が一が怖い。自分が在宅ワークで一番家にいるので、家族を守るという面では多少ましなのかもしれないが。

また打ち上げだけに留めず、人感センサー付の照明とカメラを実家側にもつけて多少の防犯対策をするつもりだ。ボーナスを前にとんだ出費ではあるが、この投資が無駄になることを切に願っている。

…ここまで書いて、昨年だか一昨年だかに従兄弟が納屋の農機具をやられたと言っていたのを思い出した。古いお宝目当ての同じやつ(ら?)だろうか。