田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

Windows11への移行

CF-QV1のWindows11が中々良かったためXPS13とデスクトップ機をWindows11にアップグレードした。 …のだが、デスクトップ機の方で恐ろしくハマって1週間以上を費やしてしまった。とりあえずやった事を記録しておく。

  • BIOSアップデート
    2年前のマザー(MSI MEG X570ACE)なのでTPM2.0なんぞ余裕と思っていたら真っ先にここで引っかかった。21/09以降のBIOSで対応していたが、このあたりにWindows11がいかに寝耳に水のリリースだったかがよく分かる。
    ちなみにMSI Dragon Centerから自動でBIOSアップデートが成功したためしがない。今回もそうだったのでわざわざFAT32フォーマットのUSBメモリを用意してUEFIメニューから書き換えてやった。めんどい。

  • Windows11InstallationAssistant
    インストール要件を満たして次はインストールアシスタント…と思ったらなぜか最初にダウンロードしたアプリは要件を確認しろというメッセージから先に進まなくなった。どうも要件確認ツールがダメだった模様。IEChromeが混在してEdgeが標準でない環境からかおかしなリンク先ファイルを実行していたっぽく、Edgeからファイルを落とし直したりしているうちに先に進むようになった。

  • cFosSpeed
    やっとのことでインストールのステップが進むようになったと思ったらこのアプリがWindows11未対応ということで停止。聞いたことも入れた覚えもない奴だったが調べるとどうやらDragon Centerと一緒に入るらしい。これ単体でアンインストールできるものの、再起動時に復活しているのが気味悪く結局Dragon Centerごと一旦削除することにした。ところが今度はDragon Centerが完全削除できずハマる。最終的にはDiagnosticToolで強制的にアプリのファイルやレジストリ、サービスを削除した。なんやねん。

  • 構成しています48%でBSOD
    インストール中ずっと見ていなかったので最初気づかなかったが、アップグレードの構成中48%時点でBSODによるリセットがかかっていた。QRコードとエラーコードが表示されるものの、10分ほど48%が続いたあげくわずか10秒くらいの表示。撮影とか無理ゲーだ。
    なお後にUSBメディアからのインストーラ起動なら、失敗復元の後エラーコードが表示される。5回くらいネットワークアップグレードを試みた無駄時間を返して欲しい。

  • USBメディアでのアップグレード
    USBメディアからのブートだとアプリ設定引き継ぎ出来ないが、Windows10上でsetup起動するとなぜかできるとの情報を掘り当て、これ以降USBメディアから試行錯誤。前述のようにエラーコードも確認できるようになった。とんでもない罠である。

  • SFCCHKDSK
    BSODエラー詳細を確認するとDRIVER_PNP_WATCHDOG 0xC1900101 - 0x30018とあった。何かのドライバが当たらず死んでる模様。ひとまずBD-Rドライブ、サブモニター、コントローラー、キーボード切替器など外付けされているものすべて外してリトライするも改善せず。
    次はSFCCHKDSKを実行しファイルやディスクに異常が無いかチェック。2hくらいかかって異常なしの結果。まぁそりゃそうだろ。しかしCHKDSKとか10年ぶりくらいで使った。SSDのこの時代にまだあったとは驚きだ。何の役にも立たなかったが。

  • BIOS、ドライバのアップデート
    まず関係ないだろうと思いつつ、一応トラブルシューティング通り綺麗にアップデートした。最初はMSIからファイルを直接ダウンロードしたものの、チップセットドライバ以外はインストーラがついた形式でなく、渋々削除したDragon Centerをインストールしなおした。が、ここでも少々ハマる。MSIのサイトにある最新版はサービスが1つ起動できずインストールが完了しないのだ。MSStore版をインストールして事なきを得たが、これの存在を知らなかったら完全アウトだった。
    こんなカスアプリ心の底から投げ捨てたいが、一括でドライバをアップデートしLEDカラー変更できるのがこいつしかないのがつらい。すべてのハマりの根源なのに…。なおこれを入れると前述のcFosSpeedがもれなく復活し続けるようになる。
    そしてここまで苦労してアップデートしてもBSODは改善せず。本当に○してやりたい。

  • Linuxインストール済みSSDの取り外し
    ここにたどり着くまで10日近くかかったがこれが正解だった。というかSecureBootをONするとGrubが起動せず、OFFするとWindows側がアップデートで調子悪くなることがあるので数日前から薄々これかなと思ってはいた。
    なぜやらなかったかというとSSDを外すのにビデオカードを外さないといけないからだ。それもくっそデカい6900XTを。
    で、最初Windows側のSSDを取っ払うという間抜けを犯すものの、ここまでやってようやく構成が48%を突破しその後すべてのアップグレードが完了した。最後の最後でVirtualDesktopが動作しない表示が出てヒヤッとしたものの、現在は無事にWindows11環境で一通りのことが出来ている。やったぜ。

と、こんなに時間をかけてWindows11にしてみたものの、デスクトップ環境ではウィンドウの角が丸くなってオシャレくらいの恩恵しかない。テーマや壁紙すら完璧に引き継がれるため、普通の人はWindows11と気づかないかもしれないほどだ。
ともあれ、レアケースと思うがLinuxとのデュアルブート、それもディスクをきっちり分けた場合は今のところSSDを外してアップグレードするしか手は無いと思う。その後SSDを戻せばLinuxも使える。

XPS13の方はデスクトップとは打って変わって全くのハマり無しの一発アップグレード成功。仕事PCをQV1に切り替えたので不要アプリやデータをごっそり削除し、電源管理とCPUパフォーマンスも静音に振ってちょっと贅沢なリビングPCにしてやった。これはこれで気に入っているので大事に使っていきたい。