田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

続CF-QV1とWindows11

CF-QV1の方を仕事はこれ1台で済ませられるところまでセットアップしたので、あらためて感想をあげてみたい。

  • 拡張性
    12インチサイズのモバイルPCとしては完璧と思う。左側面にすべて集約でき、うちでは上からACアダプター、HDMI、Type-Cドック、キーボード切替器、有線LANを繋いでいる。
    f:id:rockfish1973:20211126110714j:plain 今は使っていないが、Type-CドックのUSBにSSDとBDドライブを接続すればデスクトップにひけは取らない。
    右側はSD、USBx2。今時フルサイズSDスロットはどうかと思うが、大は小を兼ねる理論なのだろう。実際業務で使う計測機器やカメラはSDが多い。また個人的にはデバッグケーブルとシリアルケーブルを多用するため、フルサイズUSBx2はありがたい。
    外に持ち出すことを考えると、モニター出力は1つに限られるものの、ドックやUSBハブ無しに3つのUSBとLAN、リーダー無しでSDが使える。おかげでXPS13と比べるとずいぶん持ち物を減らせた。重量は本体分も含め500g以上軽くなり正直ちょっと感動している。素晴らしすぎる。

  • マルチモニターとスピーカー
    Type-Cと別にHDMIVGAがあるので3画面は余裕。自宅では4kモニター2枚を中心に、脇に置いたQV1のLCDにデータシートやkindle本を写せる。案外デスクトップより使い勝手が良いかもしれない。
    f:id:rockfish1973:20211126110752p:plain VGAはファンの間でも必要性が議論されるところだが、自分が住んでいる田舎の公共施設や産業センターのプロジェクターはまだまだVGAオンリーなところが多い。HDMI変換器との相性で講師の方が苦労されてる事もよくあるので、余計なトラブルと荷物を無くすためにはあった方が当然良いだろう。
    スピーカーは前回ショボすぎると書いたが、スピーカーのセッティングがデフォルトでヘッドセット会議向けになっているのが原因だった。XPS13で散々苦労させられたMaxxAudioで高音質側に設定をいじるとかなりマシになる。4kモニターのスピーカーよりは…程度だが。

  • Windows11
    QV1のようなモバイルノートとの相性はとても良いと感じる。マルチモニターの切替、抜き差しの挙動がWindows10より安定しており、かなり雑に扱ってもウィンドウサイズや表示が崩れたりアプリが行方不明になることがほとんど無い。音声も以前接続、選択したモニターを優先的に自動選択するので余計な手間が無い。
    有線/無線の切替もシームレスで安心して抜き差しできる。手持ちではSteam系ゲーム、DQ10、サミタアプリすべて通信切断されることなくプレイできた。XPS13ではThunderBolt3経由のUSB接続だったため、機器認識中に切断されていた。内蔵の強みだ。おいおいLTEも試してみたい。
    あと実にしょうもない話だが、Windows11でウィンドウの角が丸くなったのが個人的にツボだった。Windows3.1の頃からどうも角張ったウィジットのデザインが苦手だったのだが、今回プライドを捨ててMaclinuxデスクトップに寄せてきた気がする。WSLgでlinuxGUIアプリが動作するところも合わせてマイクロソフトの本気が見える。

  • (あらためて)微妙なところ
    QV1そのものについては前述のスピーカーの音質、キーボード、スリープしないあたり。Windows11は右クリックメニューとWindowsメニューがシンプル過ぎるところと、うざすぎるEdge押し、MS-IME押しだろうか。
    キーボードは日英切替がFキーの段にあるせいでずれており、たまに日本語入力でミスる。ストロークが深いので雑に打つと隣のキーの角に指が触り誤入力することが極希にある。そして欲を言えば暗所で操作しやすいようバックライトがあると良かった。現場仕事だと結構薄暗いことがあるし、ホテルの枕元もそうだ。
    スリープは画面が消えるだけで本気のスリープ状態にならない。XPS13でもそうだったのでTB付きの10世代以降インテルCPUの縛りなのかもしれない。まぁXPS13よりバッテリーは持つし発熱しないので今のところ実害は無い。
    Windows11の右クリックメニューは最初かなり面食らった。今まで多用してた機能がもう1クリックしないと出てこない。コピーペーストは逆に直感的で使いやすくなっているものの、この辺はほとんどの人がショートカットキーを使うのであまり意味が無い気がする。フリーソフトでなんとかなるので大きな問題ではないが。
    Windowsメニューはシンプルでオシャレだが、欲しい機能がどこにあるか全然わからず検索を多用することになる。右クリックで定番の機能が呼び出せるのに気づくまで結構なストレスだった。一通りのセットアップを終えてショートカットを配置してしまえばメニューなんてほとんど使わないのが幸い。
    Edge押しはなんとかならんものかと毎度強く思う。強制的にChromeに変えてもヘルプやメニュー検索は意地でもEdgeを立ち上げてくる。そもそもお前Chromeのクローンだろうに。オリジナルにコンプレックスを抱く悪役クローン感が半端ない。同じくIMEも特にOfficeがことある毎にしれっとAtokからMS-IMEに切り替えてくる。Officeとかサブスクで結構な金払ってるんだから好きなIMEくらい使わせてくれよ。

とまぁこんな感じで多少の不満はありつつも、仕事に関してはQV1に絞っても良い気がしている。クラウドやgitがあるとはいえツールと設定が1つに集約しているのは実に快適だ。もちろんgatttoolのようにlinuxでしか動かないものもわずかながら残っている。なのでゆっくりとXPS13、デスクトップ機と役割分担を見直していこうと思う。