田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

CF-QV1

以前中古CF-RZ5のレビューを書いた。その時、

"新モデルがType-C、TB3、2560x1600LCDだったら買ってしまうかもしれない。"

と書いていたのだが、この度本当にレッツノートを買ってしまった。RZではなく一応後継となっているQV1だが。

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事の発端はサブで仕事にも使っていたXPS13 2in1が故障したこと。ファン故障なので全然使えないわけじゃないにせよ、さすがにこれ以上熱ダメージを加えるのはヤバくCF-RZ5を急遽代用していた。これはこれでよく間に合ってくれたが、画面が小さい、4k60Hz出力できない、CPUパワーがあと一歩足りないなど、ガッツリ使うには苦しい部分があった。XPS13はもちろん修理に出すが、この間RZ5だけなのは少々厳しい。そして今回の故障でXPS13(というよりDELL)に少し嫌気がさしてしまい、RZ5で良さを再確認したレッツノートに戻ろうかという気になったのだった。

レッツ以外も対象として機種選定は以下を条件とした。 ・2in1。 ・13インチ以下。 ・1.3kg以下。 ・画面解像度が1920x1200以上。できれば4k。 ・USB Type-C PD対応。 ・ThunderBolt対応。

ぶっちゃけRZとXPS13のいいとこ取りだ。概ね条件を満たすのは結局最新のXPS13とCF-QV1しかなかった。XPS13はコストパフォーマンスは良いが自分の手持ち同様に発熱とファン音で悩んでいる人が多く、さすがに今回判っている落とし穴にハマる気にならなかった。本当は冒頭のRZ新型想像図が理想だったのだがモデル落ちでは仕方が無い。

ちなみにレッツノート新品購入はCF-Y2F以来、実に15年ぶりになる。この間前述のRZ5やN10などをおもちゃ代わりにちょいちょい中古で買ったものの、パナソニックに大きなお金は落としていなかった。ちなみに今回は入手を優先して店頭モデルの上位を購入した。

LCD
老眼の自分でも思ったより普通に見えて助かった。デフォルトで200%のスケーリングになっているが、これが100の整数倍かつなかなか絶妙な拡大率。老眼鏡無しでも作業できるギリギリなところだった。割り切って老眼鏡とセットと考えていたがうれしい誤算だった。
映り込みはデフォルトの保護フィルムのおかげかグレアでもほとんど気にならない。タッチの感触も悪くないし綺麗に貼ってあるしさすがレッツノートという感じだ。

性能:
XPS13の1065Gと比べずいぶんと速い印象がある。ビデオ周りの性能が2倍近いせいだろうか。vscodechrome、音楽再生、動画再生同時で引っかかりなどは無い。HDMI端子が付いているのでマルチモニター化が非常に楽で、XPS13ではGPU BOX必須だった2画面以上の外部出力も単体で可能。
戯れにスタマスをインストールし動かしたところ、最低設定でそれなりにスムーズに動作した。S4Uやランキング動画鑑賞くらいは問題無い。DQXはfHDで高設定でもヌルヌルなのでスイッチより快適に遊べる。Steam Deckと同等以上の性能はあるので予想通りと言えるが、ノートPCの性能がここまできたかと思うと感慨深い。

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静音性:
最初のセットアップ中は結構なファン音がした。ただXPS13のように常に苦しげに回る感じではない。筐体の発熱もXPS13に比べたらマイルドで気にならなかった。セットアップを進めしばらくするうちにほとんど気にならないレベルまで静かになったので、Windowsアップデートが負荷になっていた模様。
さらに電源プラン設定でCPUを99%にしたところ、動画再生や軽いゲームではほぼ無音になった。冷却性能は間違いなくXPS13より上だ。

キーボード、タッチパッド
キーボードはRZ5よりわずかに横に広くXPS13のようにカーソル周りが変態配置でもない。好みより若干キーが固くストロークも深いがストレスなく慣れることができた。
久々のホイールパッドも特に困らなかった。今時ジェスチャーが使えないのはさすがに古くさいと思うが、CF-W2から慣れ親しんだデバイスなので何とか体が覚えていた。ただデフォルトだとくるくるがうまく反応しない時なあるので人によっては少し調整が必要かもしれない。

電源周りの挙動:
ACアダプタ以外にUSB Type-C PDが使える。ただPDは手持ちの65Wアダプター2種とも低速ケーブルと認識された。ACアダプターはRZ5と同じかと思いきや出力が一つ上でBOXの大きさも一回り大きい。持ち運びはUSB Type-Cが楽だと思う。
先のCPU動作設定を含め電源プラン側で割と素直に挙動をカスタマイズできるのだが、フタを閉じた時になぜかシャットダウンしてしまうことがあり調査中。もちろん電源プラン側では何もしない設定にしてある(つもり)

インターフェース:
一通り付いているのでType-Cドックが不要になった。何の準備も無しにUSBメモリやケーブルが刺せるのは大きい。XPS13で見られたTB3経由のUSB挙動も問題なく、有線LANもキーボードもその他デバイスすべて普通に動いた。ただスピーカー、おまえはもうちょっと頑張れ。RZのモノクロよりマシだがスマホ以下のガラガラ音声はビックリだ。

重量、タブレットモード:
箱から取り出した瞬間「めっちゃ軽い!」と感動したが、バッテリーが付いていなかった。付けたらそれなりの重さ。1kgを切りXPS13よりかなりの軽さではあるが、RZに慣れていると少々鈍重に感じる。
タブレットモードは重量的にギリギリ使えなくもないが、超便利ってほどでもない。テントモードかスタンドに立てかけてモニターだけの利用が現実的と思う。なおkindleだと3:2はやり過ぎで上下や左右に少し多めの黒帯が出てしまう。ここは16:10の方が自然に見える。

Windows11:
今のところすげー使いづらい。OSの出来自体は良さそうなのだが、オシャレ(もどき)デスクトップに色々なものが隠されてしまっており、目的の機能にたどり着くまで苦労する。ただ少し掘り下げるとまんまWindows10なので慣れの問題か。

まだすべてのアプリをインストール出来ていないしセットアップも完璧ではないが、初日の感触としては非常に良く満足している。しばらく使ってみてまた感想をあげたい。