田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

レッツノート遍歴

CF-QV1を注文してしまった。11/19到着予定。購入記念ということで過去のレッツノート遍歴を晒そうと思う。前職は狭い現場でPCを使うことが多かったためフットプリントが他社より小さい、ポートがたくさんあるメリットがど真ん中ストライクだった。

  • CF-B5R
    大学時代の友人が年末の鍋大会に我が家に持ち込んできて一目惚れ。翌日なけなしのボーナスを握りしめてPCショップに行き購入したものだった。今思えばトラックボール付モバイルノートというのは極めて変態的である。
    何よりもまずB5サイズ1.5kgの携帯性が当時飛び抜けて優秀だった。PentiumIII 600MHzとパワフルでないがバランスの良いCPUで、一通りの仕事と軽い2Dゲームは余裕でこなせた。カードスロットとVGA出力、シリアルポート、モデム、携帯接続用コネクタなど拡張性も今のレッツノートにつながる豊富さ。少し後にリリースされたWindows2000との相性も抜群でW2A購入まではこれ1本でほぼすべてまかなえた。
    小さな不満としてはCDブート、USBブートができずOSのアップグレードや再インストールに苦労したこと、背面の端子カバーがあっという間に割れてどこかに消えたことだろうか。
    当時は中部、関東圏の製造現場出張をすることが多く、愛車のプジョー106に最小限の着替えと工具箱、このPCを積んであちこち駆けずり回った。自分の青春時代を代表するアイテムであり、故障して動かなくなった今でも捨てられず手元に置いてある。

  • CF-W2A
    台湾出張中に4年ほど使ったCF-B5RのHDDが飛び、帰国後急遽代替品として購入した。慌てていたのでぶっちゃけレッツノートじゃなくてもよかったのだが、W2Bがもうすぐ出るタイミングでかなり安くなっていたためこれが選択肢に入った記憶がある。
    その頃すっかりトラックボール信者かつ仕事でシリアルポート必須だったため使い始めは少々戸惑うことが多かった。OSも実はこいつがWindowsXP初体験で余計使いにくさが先にたった。ただ当時のインターフェースのうちではホイールパッドは極めて優秀で、シリアルコネクタもようやくUSB変換がまともに動作するようになっており、1月もして慣れれば恐ろしく使い勝手が良かった。PentiumMのバッテリー持ちの良さと動作の軽快さもそうだが、特に光学ドライブ内蔵は大きかったと思う。出張先で急遽ツールをインストールするケースにも難なく対応でき、台湾産の怪しげなエロゲーCDをイメージ化したり、現地で買ったXXXなDVDもその場で見ることができた。
    小さな不満としてはやはりシリアルポートが無かったこと。ただこれも変換ケーブルが1本増えた程度でその分B5Rより軽く、トータルでは逆にメリットだったのかもしれない。あとは後述の画面の狭さくらいだろうか。
    こいつは台中韓の海外出張ラッシュを共に乗り切った一番の戦友だったが、3年ほどで業務形態が長期出向にシフトするにつれ画面の狭さとパワー不足がネックとなりY2Fにその座を譲った。その後2年くらい自宅で嫁さんが使い、さらに妹の学習塾用にもらわれていった。そしてXPのサポート終了の頃LCDの上半分が表示されなくなる故障と共に再び我が家に帰り、今は押入れの片隅に眠っている。

  • CF-Y2F
    前職で海外出張バブル終焉、というかLCD製造装置需要が世界的に頭打ちになった頃、大手製造メーカーや遠方同業者への出向業務が多くなり、これまで小型軽量が最大のメリットだったCF-W2Aでは厳しくなってきた。具体的には狭い現場ではなく専用席が用意された事務所内の作業が主となり移動も週1回サイクル。携帯性より作業性と性能重視となったのだ。なのでより画面が大きく解像度が高くCPU性能が高いY2Fに乗り換えた。なおこのときはパナソニック直販モデルで天板の色変更とメモリー増量をしている。
    ちなみにここまで会社でもノートPCを用意してくれてはいたが、Pentium4の激重PCで、かつ専用ではなく共用だった。ここらへん現場状況を説明し何度か掛け合ったがついぞ理解されることはなかった。まぁ中小でギリギリの経営をしていたし私以外の社員はそれほど出張も無かったから仕方がないのかもしれない。
    話が少しそれたが、出向でこの会社PCを利用しようと考え実際に使ってみたことがある。結果はイマイチというかなんというか。事務所内ならなんとかいけるものの、いざ現場に向かうとなると悲惨だった。2kg超えのPCにマウスと変換ケーブル、折りたたみの作業テーブルに椅子、電源ドラムとかもう引っ越しである。これで現場がクリーンルームだともう目も当てられない。これがY2FだとPCと折りたたみ椅子2つだけでなんとか半日仕事ができた。マウスとシリアル変換ケーブル不要というのは当時の業務で思いの外際立ったメリットだった。
    小さな不満はは大きさゆえの重さ(といっても1.5kgだが)、軽量化のためケースがややたわむ、LCDが当時でも暗い方といったところか。
    こいつは結局前職を辞めるまでの3年+今の会社でPCが届くまでの2ヶ月ほど一線で活躍し、その後嫁さんのPCになり、XPサポート終了と共に手元に帰ってきた。先日XPのツールを動かす必要があり久々に起動したが、LCDがかなり暗めであるものの元気に動作した。今後もXPマシンとして活躍予定だ。

  • CF-N10
    今の会社に転職後は現場作業もほぼなくなり、自分専用のPCも支給されたため仕事に使うPCを自前で用意する必要が無くなった。ゆえに今から5年前にN10を中古で買った目的は完全におもちゃとしてである。他はWindows7が動作するPCが1つ欲しかったこと。最終的に選んだポイントはOS以外にはLCDサイズとLinux動作実績、保守部品の多さの3つ。PC-98エミュ機として弄り倒すつもりだったのだ。 しかしこのN10、残念ながらほとんどいじらず押入れの肥やしになってしまった。Windows7はおろかWindows10、Linuxなんでも素直に動作したのだが、とにかくPC本体とACアダプタが燃えるように熱くなるのが怖すぎたのだ。電源が入れられないことにはどうしようもない。
    しいてこの機種の良いところを挙げるとすると、USB3.0、HD4000、Corei5と今どき最低ラインのノートPC要件を満たしていて中古で良品が安価に大量にあることだろうか。ACアダプタの不安がなければ、カスみたいなスペックのギガスクールPCよりこれの再生マシンの方が学校や子供にとっては良いのではと思う。

  • CF-RZ5
    以前この記事で書いた通り。N10でハズレを引いた元レッツノート信者が再び信者に戻るぐらいに良かった。今後仕事で使う必要は無いためWindows10領域を縮小しレトロPC、ゲームエミュマシンとして弄り倒す予定。LCDはやっぱ16:10に限るっしょ。