田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

アイドルマスター スターリットシーズン

アイドルマスター・スターリットシーズンがようやく発売された。土日でガッツリ遊んだのでとりとめなく語ってみようと思う。最初に言っておくと個人的に100点満点中90点以上あげてもいいくらい満足している。

  • アイマス
    PS3アイマス2から。デモ版のS4Uで当時3歳の娘が楽しそうに踊っていたところからプレイし始めてすっかりハマる。以降OFA、プラスタ、ステラとDLCにかなり突っ込んでるし、娘は今まさに2をプレイしまくっている。他はミリシタのみ。デレマス、シャニマスはほぼ知らない。765ASについてはライブ、アニメBDはほぼ全部あり割にガチな一家だと思う。なお自分は響、娘はやよいPだ。

  • 今回買ったもの
    迷った末に衣装目当てでアソビストアの限定BOX、深夜解禁を狙ってDL版、本命のSteam版。DLCはメール、ステージ、衣装のセットもの3点。相変わらずのDLC商法でネットの評価はやや炎上気味であるが、自分は5年ぶりのアイマス散財と思えば痛くない程度には訓練されている。
    さて。限定衣装の方は文句なくカワイイのだが、PS4版でしか使えないらしいのが残念なところ。DLCで後々入手可能と言われているが、S4U投稿がSteam版と分かれているのを見ると片方(PS4)にしかないものもあるのだろう。ここがSteam版1本で遊べない理由だ。

  • ストーリー
    PS4版で8月中旬までプレイ。メインストーリーは若干くどい感じはするが、面白くてボリュームがあり満足。8月とまだ中盤なせいかキャラ個別の絡みやストーリーは薄めだが、その代わりメイン中盤の山場はなかなか良い展開だった。
    我らが765ASは心白にそれほど絡んでこないが、個別のメッセージやふるまいはキャラ毎によく練られているように感じた。終盤に向けてお気に入りのキャラがうまく掘り下げられるとうれしい。ただ個別エンドは無いらしいのと現時点でDLCストーリーのメニューがあるので、キャラ別はこちらでなんとかするのかもしれない。

  • ゲームシステム
    スケジュールが固定されているアイマス2という感じ。遊びやすいが自由度はあまりない。またたくさんの人がマイナス評価しているように、月次目標クリアのためあまり知らないキャラと絡まないといけないのが少々苦痛。8月中盤以降多少の選択ができるようになるが、ストーリー進行に合わせてコミュ解禁なので結局先行してお気に入りだけ成長させることは不可能。そうなると周回を重ねるアドバンテージが先の展開を見越して絡むキャラを選択するくらいしかない。
    そんなわけで現時点では苦しい評価だが、1周した後の引き継ぎや解禁要素次第ではここは大きくかわると思う。ただ70h近くかかるものを何周もやるほどの気力が湧くかは別。

  • 操作
    デフォルトでPS5仕様、つまり決定がXなのが慣れるまで苦痛だった。設定で入れ替え可能だが、それに気づいたのは慣れてずいぶん経ったあと。チュートリアルで設定させてもらったら良かったかもしれない。ただ全体的によく練られて完成度の高い操作仕様にはなっていると感じた。スキップ関連は充実しかゆいところにも手が届く。ある程度繰り返しやり直しプレイを想定しているからだろうか。
    レーニングやステージの操作は基本2とOFA仕様。とはいえデモ版プレイ時点で気づいていたが老体にはかなり厳しい。十字キーの左/上が入るだけでキャラ毎のバーストアピール難易度が跳ね上がる。また中盤以降R2を使うExアピールが加わり、メドレーでセンターが代わる度にコマンド入力が代わり…と、現状ついて行くのがやっと。まぁミリシタみたいな高速ポチポチよりは勝負になる。また入力判定はかなり甘め。2ベースのゲームオーバー有りなので難易度を落とすとゲームとして成り立たないのがつらいところなのかもしれない。

  • S4U
    ランキング投稿をするおっさんPの大半がこれ目当てと思うが、こちらは順当に進化していて概ね満足。細かいエフェクトはまだ使いこなせていないが、投稿動画を見ると派手に演出できて面白そう。カメラワークはオートでも結構見映えがするので自分みたいな横着派にはありがたい。ただウリの一つである汗の演出は思ったほど臨場感に影響していないように感じる。自分がフェチでないからか。

  • 楽曲
    楽曲の歌い分けシステムは今のところ満足。声のあるメンバーは歌い分け、無いメンバーは口パク(またはコーラス?)だが、これが結構違和感無い。リリース前は全曲全員歌い分けじゃないのが気になっていたものの、これならミリシタのように他人の声で踊るしかないパターンよりだいぶマシで許せる。また過去の楽曲についてはミリシタ含め資産のある765ASにアドバンテージがある。このシステムを使えばステラまでの楽曲はそのままDLC配信できそう。ただオーバーマスターがゲーム内で961の3人の持ち歌になっているのが残念だった。響Pなので余計に。後々の解禁に期待。

  • 衣装
    衣装はOFAのように個別着せ替え可能となったのが何より素晴らしいが、その反動かイメージカラー分けが現時点で見当たらない。光る衣装もあるのでシステム的にやろうと思えばOFAのCHANGE衣装再現すら可能なはずなのだが、他事務所合同でかぶるのを避けているのかも。デザインそのものはこれまで大量にあった別色金太郎飴が一掃され、おしゃれで個性的なものばかりになった。ここも素晴らしいと思う。しかしアクセ廃止で組み合わせのバリエーションを考える楽しみは無くなった。また海賊衣装のアイパッチが外せないなど、衣装単体としては良くても実際に使うケースがかなり限られるものもある。ここは別データ追加でなんとかかわして欲しいところ。

  • キャラデザ、画質
    アイドルの顔はいかにもUNREALエンジンらしい、3Dアニメ寄りの美少女になった。弱点も同じ傾向で、例えば雪歩のローアングルからのあご下がキズナアイのドヤ顔そのもの。違和感がひどいわけではないが、一度それに気づくとどうも笑えてしまう。
    f:id:rockfish1973:20211018165214j:plain スタイルはスリーサイズを割と忠実に反映しているようで、アニメやスマホアプリよりメリハリが効いている。具体的には響の胸がかなり大きくなった。同数値の春香を並べると、身長とアンダーの分だけ春香より明らかに強調される感じだ。SPからの響Pにはたまらない改善だが、ただその代償も大きい。ほぼ揺れないのだ。あずささんですら。まぁあのサイズで揺れたらZ指定になってしまうだろうから仕方がない。谷間は衣装デザインとポーズを含め割と強調されている傾向なので、健全なお色気方向として今後これが主流になるのかもしれない。Steam版でModを作る猛者が現れることを切に願う。
    画質はPS版は全体的に白くぼんやりとしていて個人的にはあまり好みでは無い。これは3Dアニメが苦手なのもあるかもしれないが、どうも肌の影の付き方に違和感を感じてしまうし、内部解像度の荒さをアンチエイリアスでごまかしているのが見え見えなのもきついし、実解像度も今時FHDなのもきつい。PS4であそこまでやったのはすごいと思うが、できればPS5は4Kでクッキリ表示させたかった。ここはSteam版一択。

  • 難易度
    実は8月下旬のメドレーで詰みかけている。765ASにばかり注力してしまい、3rdメンバーが初期パラメータのみそっかすなのだ。そういうところはOFA以降のぬるま湯難度と一線を画す。ただスケジュールが固定されていることもあり、自分みたいな下手でもここまでなんとか週、月目標をクリアしてこれてしまう。問題は中盤打ち切って最初からやり直すのがよいか、一度バッドエンドを見て周回、または巻き戻しするのがよいかがわからないことだ。後述のSteam版はPS4の後追いでそれなりに余裕を持って7月まで進められているが、PS版は序盤からの積み重ねでキャラのパラメータに格差がありすぎ少々の巻き戻しでは厳しい気がする。うーん…。

  • Steam版
    今回の本命がこのSteam版だ。これのために5950X+6900XTを用意したといっても過言では無い。もちろん4K内部解像度100ならヌルヌル動くのでその甲斐があったが、内部200やレイトレONにすると6900XTでもなかなかに厳しい。また5700XTだとFHDでも設定次第でキツイというか、このレベルのミドルカードだとHDだろうがFHDだろうがしっくりくる設定が見当たらない。この辺は同じバンナムエースコンバット7と似ている。設定の差がそんなに画質低下につながらないのが救いだ。なお4K動作させるにはアプリのちょっとした互換設定が必要。 PS同様絵面が白くぼんやりする傾向はあるが、4K選択かつ内部解像度を上げるかするとかなり改善する。PSと違ってドライバ側でも細かく調整できるので、ミドルレンジ以上のカードを持っているならSteam版が圧倒的に良いだろう。
    操作面で結構大きな問題だったのがボタン表記。PCゲームは箱1コン一択な自分だが、これがアイマスと非常に相性が悪かった。青Xが緑A表記になるだけで脳が大混乱を起こし、ステージのボタン操作はおろかトレーニングやコミュ選択すらミスし使い物にならなかった。長年の慣れはどうしようもない。素直にPS4コンを使うようにした。 動作面は10/17時点ではかなり不安定。場面切替のタイミングでボタンを押すとフリーズすること多々。10/18夕方のアップデート以降多少マシになった気はするが、似たような症状の人は結構多いらしい。この辺もエースコンバット7リリース直後とよく似ている。まぁそのうちなんとかなるだろうが少し煩わしい。 DLCアイマスおなじみのカタログが使えないのでゲーム内購入不可。SteamアプリかSteamのサイトから別途購入するしかないが、システム的に仕方が無いとはいえキャラ個別アイテム含めずらっと80近い(それも今後増える)コンテンツが並ぶのは面食らう。さらにすべてカートに入れるボタンが効いてしまうので、コンテンツ内容をわかりやすくしないとSteamからの新規プレーヤーはどうしようもないだろう。 その他リセットしてデータをロードし直すまでの時間、全体的なキビキビ感はSteam版に軍配が挙がる。いかにPS5が高性能とはいえゲーミングPCにはかなわない。 f:id:rockfish1973:20211018165040j:plain

  • Protonでの動作
    ちなみにLinux上のSteamでもS4Uはそれなりにサクサク動作する。本編も致命的な動作不良は無いが、場面切替エフェクトが正常に再生されないのと初回DLCコンテンツの確認らしき場面でブラックアウトするなど現時点で微妙なところは少々ある。仕事の息抜きにアイドルを踊らせる程度なら十分なので個人的には困らないし、Linuxしか持たないアイマスPもほぼ居ないだろうから問題ないが。

そんなわけで今4年ぶりの新作を堪能している最中だ。今後DLCやCD展開で来年春くらいまではアイマスで楽しめるだろう。冬は釣りをそこそこに引きこもろう。