田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

書籍

先月読んだ本で特に記憶に残ったものの感想。漫画多め。


ソフトウェアデザイン 21年7月号

なんだかんだで毎月購読してしまっているが、今回は自分には難解すぎてかなり読み飛ばしてしまった。ゼロトラストとか雲の彼方の話すぎてさっぱり。まぁ腐らず気楽に読めればいいか。語句やトレンドを探るくらいの気持ちでいこう。

ゴブリンスレイヤー 14

いつものごとく刊行ペースが速い。外伝や漫画を入れると毎月何かしら新刊が出てるというのはラノベでは驚異的だと思う。もちろん今回も面白かったのだが、舞台が北の地だったため現地訛りの会話文が読みづらくで少々辟易した。ゴブリンズクラウンのエピソード巻はまだ登場人物が限られていたので何とかなったが…。作者の大切なこだわりと思うので尊重したいが、もうちょっと読みやすいと助かる。ルビでなく(訳)にするとか。

ニンジャと司教の再出発!聖女の受難

待望のシリーズ3冊目。ゴブリンスレイヤーと同じく筆が速いのに、相変わらず笑いのクオリティーが高く大満足だった。ぶっちゃけ2巻以降はWiz要素がほぼ無くなるが、代わりにチンピラ系ヒロインというジャンルが完成され中毒となりつつある。大司教アーウィアとラビッツ・フット教団に乾杯!

Amazon Kindle読書術

Unlimitedで無料だったのと、プライムデーで自分用のFire HD 8を購入したのでおさらいを兼ねて。外部アプリで購入や読書履歴を管理するところはなるほどと思ったが、すでに蔵書数が4桁を超えているので何かのアクションまでは至らず。やさしく丁寧に書いてあるのでKindleに手を出すことを迷っている人が紙ベースで読む、もしくはKindleを買ったばかりの人がお試しUnlimitedで読むなら良いが、有料でKindle版を買うのはさすがに無意味だろう。

もと子先生の恋人

10年以上前の作品。この人の成人向け作品は若い頃何度か雑誌で読んだが、一般向け作品はほとんど知らなかった。その中でも特にマイナーな1冊かもしれない。
成人向けから一般に移った方の作品は、たとえ作風が変わろうとやはりどこか色気やどぎつさがあってそこが魅力でもあるが、この作品はそういうのとは無縁な、素朴で暖かい恋愛モノとなっている。登場人物が悩みつつ誠実に生きている様がいい。思春期の娘に読ませるのが憚られる少年誌作品が多い中、これは安心して進められる。良い本に出会えて良かった。できれば続編も読みたいと思う。

うたかたダイアログ

そのへんのアクタがあまりにも面白かったのでこちらをまとめ買い。たった3巻できれいにハッピーエンドとなっているが、続きが読みたくて仕方がないくらいに面白かった。連載終了してしまった理由は知らないが、仮に読者人気なら連載する雑誌を間違えていたとしか思えない。ヒロインは不思議系と思わせておいて頭おかしい系…とも違う、なんか独特の世界観とツッコミスキルを持つ子で、彼女に振り回される主人公が不憫で愉快だった。大学編とか連載しないかな。

しらぬい奇譚録

稲井先生繋がりで読んだら本気で怖い怪談モノで死にそうになった。みちくさ定食、そのへんのアクタ、うたかたダイアログと遡ってこれはさすがに意外すぎる。絵はすごく整っていて読みやすいが、どの話も救いがなくなかなかに後味が悪い。自分が苦手なジャンルなので普通なら絶対読むことはなかったと思う。

うちの奴隷が明るすぎる

3巻まで。Kindleのおすすめが久々にクリティカルヒットだった作品。表紙のアオリ文句はエロいが、本編では一切そういう流れはなく、むしろ健全過ぎて色々こじらせている。というか「雌奴隷」というワードが一番エロいくらいにエロくない。登場人物全員頭がおかしいしストーリーもイカれてるが、33歳独身女騎士隊長に近いセンスの笑いがとにかく最高だった。あまりにツボだったためぶしやま先生のコミック全部買ったが、どれも大体同じように笑えたところはすごいとしか言いようがない。

春川さんは今日も飢えている

2巻まで。大食い系ヒロイン漫画。1巻同様表紙と中身でキャラデザが微妙に異なるので、表紙買いするとほんわかしたストーリーに面食らうかもしれない。