田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

尻拭い

昨日は半日出社のつもりが急遽1日仕事になってしまった。

根本は午後の勉強会予定を自分が見落としていたことなので、1日出社はまぁ仕方がないと思う。昼飯抜きも平気だし。
問題は仕事内容で、3つのうち1つは不具合予防の製品プログラム更新。これもまぁ想定内だったので納得がいった。しかし残りの2つはダメだ。現場設備の保守と会長製作試作機プログラム改修と、どちらもPLCがらみで自分の得意分野と見せかけ、その実これは欠勤社員の尻拭いなのだから。

そもそも件の社員は毎月のように発熱や腹痛で欠勤する。念の為言っておくとこの社員は"彼"であり、私より歳上のいいおっさんである。そして欠勤のタイミングは大体業務の納期当日だ。自分も腰痛などを含め人より丈夫ではないし、過去かなりのサボり癖で学校や部活を休んでいたから気持ちはほんの少し、極々少しだけわかる。何も絶対に休むなというわけではない。ただ結構な頻度で土日にでかけた先のお土産を「お詫び」と称して職場に持ってくる。今のご時世を抜きにしてもこれはダメだろう。平日仕事に穴を開ける位病弱ならば、土日は家に引きこもってゆっくり休養すべきと思ってしまう。
そして今のご時世的に「発熱」で欠勤はかなりまずいのはわかるはずだ。濃厚接触の可能性があれば本人は出社停止でPCR検査だし、万が一陽性ならば少なくとも我が部署は濃厚接触者として全滅である。そこらの危機管理というか想像力がなく、毎回「発熱」を理由に欠勤するのはどうなのか。単に休みたいのならぎっくり腰とかにしてもらいたいのだが…。
もちろんその社員はPCR検査など受けたことも無いし、ほぼ必ず翌日には出社してくる。発熱の場合は「ただの風邪みたい」、腹痛の場合は「何か悪いもんでも食べたかな」という言い訳とともに。毎週毎月発熱とか正直死ぬレベルだし、悪いもんを何度も食うな、むしろその体型なら普通の飯も食うなや!とまで思ってしまう。

で、本人が一番の問題なのは明らかなのだが、これを野放しにする会社にもかなりの問題がある。PCR抜きで出社を許すのもありえないし、もっと言えば彼の尻拭いを私にやらせるのは頭がおかしい。
彼とは私が今の会社に入社した時からほぼずっと同じ部署で、3年前までは直接の上司部下の関係だった。当初は(なんとなくの理由は察したが)嘱託社員扱いで、社内唯一のスキル持ちとしてかなりのんびりとプログラムを触っている感じだったのを覚えている。しかし数年が経ち忙しい時に限って体調不良になることに社長がキレて、「部下の不始末は上司の責任。お前がやれ!」と言われたことも一度や二度ではないし、毎回必ず代わりにやった。腹は立ったが一理あるしこれも給料のうちだと思ったからだ。
少し状況が変わりかけたのは4年ほど前、彼が嘱託から正社員に復帰する話が出たときだろうか。正社員になるというのに欠勤を繰り返すことに社長がいつものごとく癇癪を起こし、「このままだと彼をクビにするがどうすんだ!?」と私と、当時の部の長に迫ったことがあった。私はもうほとほと愛想が尽きていたし、一時的とはいえ直接の上司でもなかったので「社長がそう思われるのはわかります。クビは仕方が無いでしょう。」と乗っかってやった。これは社長も想定外だったようで、結局その場はうやむやになった挙句、後日部の長が面倒や責任を引き受けるということで彼は正社員になったのだった。
その後リハビリと称してぬるい仕事と納期で欠勤は少なくなったものの、3年ほど前に社を上げた新規製品設計のさなか、欠勤を繰り返した挙句出社時の様子がおかしくなり、当時直接の上司だった私が社長に報告した。結論は恐ろしいことに「おまえがきつく当たりすぎたせいだから、彼は隣の部署で良い上司の元、のんびり仕事を頑張ってもらう」だった。理由は今だに鳥肌モノだが、彼と縁が切れるチャンスだったので神妙なフリをして見送った。彼がやりかけていた仕事は全部引き受けた。1年位まともに休みが取れない負荷となったが、ソフトウェア設計の仕事はこれ以降すべて私が握ったので、そのことだけは良かった。
ただこれ以降も部署の統合や、業務引き継ぎと称した彼への指導で度々関わりを持たされた。PLCも私がレクチャーしたし、今やってるBLE通信の試作はもともと彼に無理やり引き渡しさせられたものだったが、能力不足で半年放置した挙句自分に帰ってきたものである。この間隣の部署の上司2人(なんと私より格上の課長と部長だ)は彼を避難するだけで一切の責任は取っていない。「部下の不始末」云々はどこにいったのか。
そんなわけで彼の代わりに大体私が仕事を片付ける羽目になるので、彼が元気に出社する時には状況が好転している。つまり放っておけば自分の嫌なことや責任が自動的に回避されるシステム。そりゃ誰でも休むて。特権階級じゃん。

特権階級と言えば、彼と社長は同い年の同期入社である。つまりはそういうことだ。

人は誰しも必ず「腐れ縁」があるだろうし、「血縁」は切っても切れないのもわかる。しかしこの縁についてはいい加減切れてほしい。会社が彼を守るシステムの一部に自分がなっていると思うとやるせない。