田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

キーボード

Androidアプリを外注に出す方向でスケジュールを変更したため、今週末は仕事せずのんびりすることにした。肩もあとちょっとという感じなのでここで完治させたい。

で、のんびりネットサーフィン(死語)しているとJISキーボードについて愚痴っているスレがあったので、なんとなくキーボードについて書く。


まず自分が今自宅で主に使っているキーボードはREALFORCE R2TLS-JP4-BKだ。これの仕様に沿って細かい感想を話してみる。

静電容量無接点方式

なにはともあれこれ。これ無しでは生きられない感じになってしまった。説明が難しいのだがスコスコと静かにキーが沈む独特の感触が病みつきになる。これのおかげでUSBとかホットキー無しとか許せる。

USB接続

正直言うとREALFORCEの大きな弱点だと思う。書き物をするのにちょっとキーを避けるとき、太めのケーブルが机上を這うのは微妙に邪魔なことがある。ただ本来は重量が示すように完全固定で使う想定の製品だから仕方がない。FILCOみたいにUSBと兼用できるのがベストなのだが…。なので一時NIZのキーボードが気になっていた。

JIS配列

件のスレの主題だが、これはエディターの宗教戦争みたいなものなので、どちらが優れているとかの議論は無駄だろう。個人的にはJIS配列でファンクションキーが独立しているのが好みだし、R2TLS-JP4はまさにこれだ。理由は仕事の半分以上で日本語を使うのと、半角カナを多用した昔の仕事の影響でF7〜F10のカナ変換癖がついてしまっているから。
日本語入力は会社のルールや業種、社内のポジションにもよるだろうが、自分の場合ソフトウェア設計といいつつも、それと関係ない管理資料もたくさん作るし、仕様書は日本語、何ならソース内のコメントも会社習慣で日本語だ。半角/全角カナや英文字への変換も多用するのでFnキー同時押しのFが少々厳しく感じる。もっとも試作や趣味のコーディング中は英数字だけなので、環境次第でUS配列好きになっていた可能性はある。もしくはREALFORCEより先にHHKを試していたらあるいは。
ちなみに昔の半角カナ多用業務とはPLC、いわゆるシーケンサのラダープログラムだ。DOSからの名残で接点コメントが半角8文字以内でないと表示や印刷に問題があり、とにかくF8を押す癖がついてしまった。8文字コメントなんて変数以下の情報しかないものでよくやってたなと今にして思う。

テンキーレス

仕事がノートPCメインになってから「テンキーって使わなくね?」と気づき、それ以来省スペース優先でこれ。表計算とか会計ソフトへの入力で需要はあると思うが、少なくともコーディング時は指が大きく右に離れるので厳しい。
極稀にテンキーが欲しくなるケースはPC-98や88のゲームをエミュでプレイする時くらいだろうか。イースとか我ながらよくこれでダルクファクト倒せたなと思う。

総重量1.1kg

多分この重さが安定した打ちやすさに必須とは思うが、電話中慌ててメモを取ろうと片手でどかそうとした時に肩を痛めたことがある。USB接続と合わせて不健康なおっさんには時には厳しい。

全キー荷重45g

もう15年くらいこの荷重一択で、FILCOも持っているのは茶軸だ。普通よりちょっと軽めかつ打鍵感がしっかりあるし、何より入手性が良い。本当は最近指の負担を感じるため30gを試してみたいのだが、REALFORCEは刻印がおかしなものしか買えないので手を出していない。炭刻印とかあれはダメだわ。

日本語無しレーザー刻印

US配列派がJIS配列派をけなす際に必ず出るネタ。個人的に大した思い入れはない。大体キー刻印ってそんなに見るか?という思いもある。見ないなら日本語が書いてあろうが無かろうがどうでもいいだろうに…。
ただデザイン的にどうかと言われると、無いほうがシンプルで好みなので選べるならこれを選ぶ。昔使っていたレッツノートはカスタムで日本語刻印無しが選べたなぁ。
レーザー刻印については昔会社で使っていたDELLのノートPCがのっぺらキーになった思い出があるためなんとなく。というか最近のは普通にこれだよね。

ホットキー

REALFORCEのUSB以外の弱点を挙げるならこれ。急の電話でBGMの音量を下げたりミュートしたい時ちょっとまごつく。まぁ会社ではそもそもミュートなので弱点にすらならないが。他にはマルチモニターの切替をしたい時とか。これは逆にデスクトップの方の使用頻度は少ないものの、たまにサブ側に別PCを接続したり、主と副どちらかだけに映したい時とかがある。
REALFORCEでも一部のモデルは音量調節のみ搭載されているようだが、Fnキーとの組み合わせはこれといった割当がされていない。もちろん自力で割り当てれば良いのだがすっきりしない。なんなのだろう…。

その他

他に使っているキーボード、というかノートPCのキーについても少々。なおすべてJIS配列だ。会社支給のPCが普通JIS配列ノートなので仕方がないと思う。

  • Lenovo E470
    会社支給。普通のメンブレン式で若干硬めの感触が気になるものの大きな問題は無い。ただシビアなシリアル通信で文字入力した際に案外取りこぼしがあったのと、PC負荷が高い時にも似たようなことが起きる。キーというより本体の性能の問題か。
  • XPS13 7390 2in1
    磁気浮遊式。初めて使ってみたがメンブレンやメカニカル、硬めのパンタグラフより好みだった。押し始めの硬さは当初気になったが、押し切った時のスコっとした感触は静電式に近い気がする。
  • CF-RZ5
    リース落ち中古品。最近少なくなったパンタグラフ式(のはず)。昔はこれもあってレッツノート一択で、特にCF-Yシリーズのものは最高だった。それに比べるとRZシリーズは小さいゆえか硬めで、メンブレンとそれほど違いが無いのが残念。
  • FILCO 茶軸
    カニカルキーの無線/有線両対応なので主にゲームPCとかに使っている。コストパフォーマンスが高くいい感じなのだが、実は打鍵感に限ってはPC-9801、それもR〜Dシリーズのキーボードの方が個人的には好みだったりする。
  • サンワサプライ 無線キーボード
    普通のメンブレン式で居間のPCにて利用。マウスの時にも書いたが小さくて無線以外に良いところはない。本体が異常に軽い割にキーが重いので、適当な姿勢で長文を打つとズレが気になる。

そんなわけで今のところREALFORCEとXPS13でキーボード環境は概ね満足している。NIZのキーボードが気になったり、HHKの安売りでUS配列に心が傾くことはあるものの、JISのノートPCにUSキーボードを付けて使うのが案外敷居が高くて躊躇する。今は知らないが2年くらい前はWindows10でJIS,USの混在はできなかった。
まぁいつかは混在も無線REALFORCEもなんとかなるだろう。それまで楽しみに待つ。