田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

書籍

最近読んだ本の感想。漫画は性癖がバレるのが恥ずかしいので今回は少なめ。


ISO9001 2015のすべてがよ~くわかる本

会社の内部監査でKindle本が欲しくなったので購入。今更1から学ぶわけではないので関連項目だけの流し読みだが、まぁこんなもんかなと思う。2008からの変更点とか概要が簡潔にまとまっているのは良いが、事例が少ないため初心者がこれ1冊でISO9001を勉強するのはちょっと厳しいかもしれない。

Software Design 2021年4月号

今更Kindle本になっているのに気づき、数年ぶりに最新刊だけ購入してみた。まだすべて目を通せてないが、特集のLinux記事は読み応えがありわかりやすかった。なんとなくLinuxを使っている自分のような半端者にはうってつけの内容だったと思う。

Markdownライティング入門

最近の技術書の中で一番良かった。解説書としては薄味だと思うが、無理にMarkdownを持ち上げたりせず、いかに日々のライティングを楽しく簡単にするかに主眼を置いた内容で、自分も気楽に使ってみようかなと思わされた。入門書として素晴らしい出来。

Visual Studio Codeの教科書

これまでなんとなく使っていたVSCodeについて勉強し直すために買った。これ1冊で拡張機能の開発も出来る位内容が詰まっているが、それゆえページが多く最初から読む進めるような初心者向けではない。本当に教科書っぽく知りたい項目だけに絞って読む、学習するための本だと思う。個人的にはざっくりとしたVSCodeのしくみ、機能が把握できたのが良かった。

こんにちわPython

知る人ぞ知るすがやみつるさんのプログラム教本。Python題材だがプログラムに触ったことの無い本当の初心者向けなので、今後学校で触るだろう小中学生にはうってつけの内容だと思う。割と本格的なテキストベースのゲームを作るところまで書かれており正直感心した。こんにちわマイコンみたいな長く愛される本になって欲しい。

完訳 7つの習慣

人格主義を主張するだけあって自己啓発系のビジネス書の中ではかなり真摯、誠実な内容。自分の考え方を豊かにする目的ではすばらしい本だと思う。ただこれが仕事、会社組織に絡んでくると扱いが難しい。元々うちの会社のリーダー勉強会の題材として読むことになったのだが、こういった利己的なきっかけとこの本の言いたいことがかみ合わないのだ。もっと言えばこれを社員に勧める上司、組織はこの本を理解しているとは言いがたい。なんのバイアスも掛かっていない状態で出会いたかった。

スティーブ・ジョブズ

Apple製品だけでなくPixer作品でもこの世の中を大きく変えた偉人の伝記。…なのだが、彼のあまりにアレな性格も余すことなく記述されているため読み進めるのがなかなか苦痛だった。画期的製品がいかにしてできあがっていったのかという部分は非常に面白かったが、心が弱っている時に読むクズエピソードはそれを差し引いても相当に厳しい。そういう意味では伝記として優秀な本だと思う。

グーグル ネット覇者の真実

2010年代前半までのグーグルの歴史について書かれた本。かなりグーグル寄りなためか、ジョブズ伝記やナデラ本といくつか見解が食い違う部分がある。ただインターネット黎明期からグーグル製アプリ、エンジンを使っていた人間には懐かしい内容も多く楽しめた。そういやPicasaとかあったなぁ、とか。
古めの本なので最近のグーグルのやらかしや迷走っぷりは一旦忘れて、こういう時代もあったよね位の気持ちで読んだ方が良い。

イノベーターズ

近代科学、とりわけコンピューターについての偉人、発明が詳細にまとめられており、この手の伝記好きの人間にはたまらない内容となっている。まずはこの本を読んで、特に興味を惹かれた人物や技術、企業の本を読むのが正解と思う。

Hit Refresh

マイクロソフトCEOサティア・ナデラの自伝書。最近になってMSがオープンソースLinuxなど他のプラットフォームに歩み寄るようになったきっかけとか考え方が書かれており興味深かった。ただ全体的にきれい事、理想論が多く終盤は少々退屈に感じた。
本当は昔親戚に借りて読んだビル・ゲイツの伝記が欲しかったのだが、Kindle本になっていないのでこっちを読んだ。もっと技術寄りの熱い伝記が読みたければWindowsNT開発者の伝記を読んだ方がいいかもしれない。

人生は深いな

twitter漫画の書籍化だろうか。時折ネットニュースで紹介されており漫画自体の存在は知っていたものの追いかけるほどではなかった。今回ひとまとめで読んでみたが日常の笑えるエピソード、あるある話から作者の方の人生観、お気楽さが伝わってきて癒やされつつも爆笑してしまった。疲れている時に読むと心の底から元気になれる良作。

ダンピアのおいしい冒険

ダンピアという探検家(学者?)の伝記漫画。冒険ものというところでは個人的にワンピースよりワクワクする内容で、随所に感じる学研漫画の匂いがとても懐かしい。絵柄が今の子には受け入れられないかもしれないがぜひとも読んでほしいと思う。

迷宮クソたわけ

Wizの二次創作と言っては見も蓋もないが、イメージとしては隣合わせの灰と青春をタイトル通りクソたわけにした感じ。中身はちゃんとWizだし青春しているしめちゃ面白い。作者の方なりのWiz観というかファンタジーRPG観に筋が通っていて、長年のファンであることが伺えるのも良かった。早く続きが読みたい。

ニンジャと司教の再出発!

荷物持ちのニンジャとやさぐれ司教が冒険に出るという、これもWiz定番ネタからの物語だが、上記の作品と打って変わり富士見ファンタジア文庫オーフェン外伝的なノリの笑える作品だった。これを読んで思わずWizを再プレイしてしまったほどで、最近のラノベの中では個人的に一番面白かったと言えるくらい気に入っている。偉大なる司教アーウィアと愉快な仲間たちに乾杯!


最近Kindleに完全移行して保管場所の問題は解決したものの、代わりに積ん読問題が再発しつつある。こうして感想が書けるようにせっせと読み崩していきたい。