ちょっと中途半端な続き。
・STM32CubeIDE
これまでSW4STM32+CubeMX+ST-Linkだったが、一連の製品設計が終わり互換をそれほど気にしなくてもよい状況になったため、これを機にWindows版と合わせてこちらへ移行した。プロジェクトフォルダはそのままインポートできビルドも通ったので問題無さそうだが、コメントの文字コードがうまく判別できず化けたので、いくつかはvscodeでUTF-8に変換してやった。あとはWindowsでファイル名が勝手に大文字小文字変換されるアレの影響で、debian側でいくつかファイル名変更の必要があったり、なぜか不足ヘッダーファイルを要求されたりした。少々気味が悪いがとりあえずその後実害は無いようだ。
他はWindows10でSW4STM32と同じダークテーマを入れたところ、日本語が所々化けるようになった。とりあえずの処置としてフォントを白源にした。会社のPCは元々白源なので問題が無かったようだ。せっかくなのでdebianも白源で統一する。
デバッガーはボタンクリックすると吊るしの状態であっさりと動作した。以前のようにOpenOCDの設定やらをゴチャゴチャしてたのが嘘のようだ。うちは基本シリアルデバッグなので必須というわけでは無いが、あればそれなりに時間短縮にはなる。
・印刷
CUPSのインストールだけで使えるっぽいが、とりあえずブラザー謹製ドライバーも入れてみた。普通に両面印刷できる。といっても仕事の資料を紙に印刷はほとんどしないのだが。
と、一応ここまででほぼdebianだけで仕事できる環境になった。レイアウトが崩れると困る文書はMS Officeに頼らざるをえないが、それ以外は拍子抜けするほどなんとかなった。デスクトップ分野ではシェア1%未満と言われるLinuxだが、その生い立ちからソフトウェア関連は滅法強いのが実感できた。しばらくはこれで気分良く働こうと思う。