田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

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 今後の業務のために…という口実で注文していたのが昨日届いた(写真左、右はDuet)NECといっても中身はほぼLenovo P11なのだが、まぁ価格的に同等だしサポートや情報の多さを考えるとこっちで良かったのか。というわけで、Xperia5iiやDuetなんかと簡単に比べた結果を書いておく。
 ちなみに業務でandroidを使うのは本当だが、ハナからこいつにそんなことは求めていない。老眼と指先の鈍り対策でデカいタッチ画面が欲しかっただけだ。

 

・画面
 有機ELで超綺麗。でもDuetとかのパネルより圧倒的かといえばそれほど違いはない。ただダークテーマのアプリを使ったときの視認性は多少良い気がする。具体的にはchmate夜テーマで輝度を下げた状態だと、Duetより文字がクッキリ見やすい。
 大きさと解像度は問題無いが、実はDuetと比べて思ったよりメリットが無かった。特にkindleで雑誌や漫画を読む場合、両者にほとんど違いが無い。元データの粗さからこれ以上の解像度は意味がないようだ。もちろん小説などのテキストはchmate同様かなり目が楽になるが、だったら持ち運びが楽なXperiaでいいか、となる。
 それでも特に良かったのはAtokのタッチキーボードが、画面広さのおかげで劇的に使いやすくなったこと。Xperiaではキーピッチが狭すぎて誤爆しまくり、実質英字キーボードが使い物にならなかった。これが縦方向でも誤爆はほぼ無くなった。

 

・メモリー、ストレージ
 メモリーは元々2Gと4Gの違いも気づかない鈍感なので、6Gと言われても当然よく分からない。でもきっとすごいのだろう。
 内部ストレージは128GBで、XperiaやDuetも同じなので特に思うところはない。ただDuetはSDカードが使えないので、ローカルファイルを多く持ち歩く場合はあまり遠慮無くアプリを入れられない。SDカードスロット搭載でそこら辺遠慮要らずなのはありがたい。しかしながら今回512GB SDカードをおごってやったのはやり過ぎだった。スマホみたいに写真を撮らないのであれば内蔵で十分と今更気づく。

 

・動作速度
 重いゲームはそれほどガッツリやらないので微妙なのだが、わざわざ730Gにした甲斐はあるくらいにキビキビではないかと思う。唯一ポプマスは画質を標準にしないとややかくつきが気になった。解像度の高さが仇になっているものもあるのだろうか。ただXperiaほどじゃないにせよ、Duetよりはかなりマシで不満は無い。

 

・重量、持ちやすさ
 仕方が無い事とは言え、かなり重くてソファーで寝ながら読書には向かない。横向きで本気寝読書ならなんとかいけるが、普通の書籍を持つ感覚では無理ゲー。これは画面占有率が高くて持ち手が無いということも大きいと思う。箱型でエッジの立ったデザインなのも、握力があっという間に削がれる要因の一つ。後述するがオプションの純正カバーを付けると、Duet同様かなりの厚みと重量になってしまってこれも厳しいところ。背面に手のひらが添えられるようなカバーがあると、すごく楽になりそうなのだが。

 

・互換性
 当たり前すぎるがandroidアプリは問題無く動作する。実はDuetではうまく動作しないものがちょいちょいあって気になった。具体的にはドラクエX超便利ツールが起動しないし、Walkman Lyrics Extensionは歌詞が保存できない。そこら辺がきっちり大画面で動作したので一安心だ。もっともChromebookライクな状態までは試していないが。

 

・カメラ
 使う予定が無いので性能についてはどうでも良いが、結構背面に出っ張るので純正カバーが無いとベタ置きするのにかなり勇気が要る。いかに不要といえ、壊れてよいわけじゃないのだ。まぁこれはDuetも同じだし、Xperiaもそうだ。世の中狂ってるとしか思えない。

 

・オプション
 純正カバー・キーボードセットとUSIペンを購入しUSIペンは未着。デザインを含めDuetのものをそのまま大きくした感じだ。しかしぶっちゃけこれらは要らなかったと強く感じる。

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 まずスタンド代わりのカバーはヒンジ部分が中央に出っ張るので、せっかく前述のカメラ出っ張りが改善しても結局ベタ置きできない、というかガタついてイライラMAXだ。これとカバー自体の重みが我慢できず半日でMOFT Xを注文してしまった。
 キーボード自体はDuet同様すごく打ちやすい。配置もほぼ同じで、より日本人向けのキートップ印刷になっている。…のだが、タッチパッドの反応が鋭敏すぎて手でタッチした方がマシなところとか残念すぎる。さらに思いのほかタッチキーボードが使えてしまうため、わざわざこれを引っ張り出して操作、文字を打ち込む必要性を感じなかった。Duetのように付属なら使わなくても苦にならないが、わざわざ買ってしまうと後悔の念がすごい。なんてこった。
 ペンも多分Lenovoと同じデザインのものだろうが、手持ちのUSIペンは使えなかった。Chromebookじゃないから当然か。

 

・その他
 説明しにくいが全体的にデフォルトの設定がなんだか使いにくい。スマホともChromebookとも違う、どっちつかずの中途半端な感じがある。これはキーボードを付けた時の絡みもあるのかもしれない。なんというか、文字やアイコンの大きさ、配置が適当かつ寂しいホーム画面だ。せめて壁紙くらいアイデンティティがあってもいいのではないか。
 それと正直キーボード付き状態は期待していたほど便利じゃ無かった。設定をほとんどいじっていないので化ける可能性もあるかもしれないが、吊るしの状態ではスマホモードのアプリが複数窓で切り替えられるだけ。Chromeもなぜかうまくタブレットモードに切り替わらない。あまりの使いづらさに面食らってしまった。
 

 そんなわけで値段を含め大きな不満は無いものの、多少なりともChromebookライクを期待していたため肩透かしを食らった感じだ。タブレット単体としては値段相応の性能と使い勝手なので、純正オプションなど無かったものとして裸で使い倒すのが正解なのかもしれない。

 

 余談だがこのタブレットも一応Lavieの系譜らしい。てことは個人的にPC-9821Nw150以来2台目のLavieだ。たった25年でデバイスとして恐ろしく進化したもんだと感慨深い。もちろん98ノートは家に完動状態で保管してある。久々に引っ張り出してみようかな。