田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

スターデジオ録音

 1年くらい放置していたスターデジオの録音ファイルを、ここ1週間の眠れない夜時間とマシンパワーにものを言わせてようやくmp3に変換、Youtube Musicにアップロード完了した。

 ついでに確認した結果、アップロードした最古のmp3ファイルは2003年4月のヒットチャートだった。当時同棲していた嫁さんも使えるようにと、ファイルサーバーをアパートに置いた頃だと思う。バックアップCDを探せば多分1990年代後半のものも見つかるはずだ。なんだかんだでそのくらい昔からmp3をため込んでいることになる。せっかくなので当時の事情をちょっと振り返ってみたいと思う。

 

 元々スターデジオ録音->mp3エンコは友人が伝授してくれた。至極単純に光ケーブルでチューナーとPCをつなぎ、WAV録音したファイルをスプリッタで分割してエンコ、タグ付けする流れだ。90年代終わり、Windows98Windows2000のプレビュー版を使っていた頃だと思う。スカパーにはF1視聴のため加入してたし、自作PCも組んでたし、光入力端子付きサウンドカードは激安だったし、HDD容量は20GB以上当たり前になってきたし、CD-Rも普及していたし、色々な下地、条件も揃っていた。さらにその頃まだ珍しかった、mp3再生機能の付いたCDプレーヤーを車に積んでいてもいた。

 

 サウンドカードは光端子付きYMF724搭載品と記憶している。Honetechとかいうメーカーだったか。他にもAureal Vortex2チップのやつとかYMF754のやつとか、このメーカーのカードは一杯持っていた。サウンドブラスターは高価だったし、当時IRQ占有のクセが強くてあまり買って使わなかった。

 

 録音とスプリットツールは、かなり早い時期からRecPlayというシェアウェアを使っていた。開始終了予約ができ、無音部分で区切ってmp3変換できる無敵ツールで、実は今もスプリットだけはこれを使っている。2000円でかれこれ20年近くという、コストパフォーマンスが高すぎる名作だ。

 

 エンコードは初期はlameとそのGUIラッパーを使っていた気もするが、録音ファイルの音量が小さいのを別途専用ツールでノーマライズするのが面倒で、やがてCDexを使うようになった。これも今だ使用している。エンコード速度は今では考えられない位遅かった。初めてmp3を使ったのはWindows98すら無い頃で、5分の曲を20分かけてエンコしてた記憶がある。CPUはCyrixだったかK6だったか、Socket5~7時代だっただろうか。録音し出した頃はDuronなのでSocketA、ようやく1GHz到達だが、それでも倍速エンコが精一杯だった気がする。

 

 タグ付けは最初期はTeatime、その後プレーヤー付属機能など色々渡り歩き、最後はSuperTagEditorで落ち着いた。STEは今も私家版を使わせてもらっている。Excelライクな操作性かつファイル名をマイルールで付け直せる機能など、手放せないツールのひとつ。
 車載mp3プレーヤー向けに、ファイル名を半角カナに変換するツールも使っていた。漢字交じりでも32文字くらいのファイル名にうまく変換してくれ、これだとプレーヤーのディスプレイにカナで曲名が表示された。今となっては実に些細な機能と思うが、実はこのプレーヤーは嫁さんの車に移植され、ほんの数年前まで現役だった思い出深い逸品だ。
 数年前からはジャケット編集でMp3tagも使っている。スターデジオの小さなロゴを入れるだけなのだが、プレーヤーのジャケット表示でソースがCDなのか録音なのか区別が付くのでなんとなく。

 

 今は録音はUSBのサウンドブラスターをRaspberry Pi(のファイルサーバー)に繋いで、cronでarecordを実行している。このサウンドブラスターもなんだかんだで10年以上使っている。すでに専用ドライバが無いのでWindowsで光入力が使えないが、Linuxでは問題無くフル機能が使える。
 録音後はRecPlayに読み込ませてスプリット、CDexノーマライズエンコード、STEでタグ付けしてMp3tagでジャケットをぶち込んでいる。結構手間暇がかかりそうだが、長年の流れ作業化とPCの高性能化で、4時間分のヒットチャートなら10分程度でmp3変換が終わるようになった。自身の経験とSSDと多コアCPUの性能が光る作業だと思う。

 

 ちなみに昔は週1のヒットチャートしか録音していなかったが、娘が生まれたあとはアニメchも録音しており、最近は自らスマホに曲を入れたりとそれなりに便利に利用している模様。いずれは彼女に仕込んでやらせるか、スクリプト化してなるべく自動化したい。