田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

Thunderbird

 会社のメールアカウントがGMailで弾かれるため、業務連絡のためだけにThunderbirdを使っているのだが、これがなかなか面倒くさい。もっとも面倒くさい理由の半分くらいはうちの使ってるサービスがカスなのもあるが、それでもちょっとなぁという感じ。

 

 Thunderbirdとの付き合いは案外長い。転職前から使ってるので15,6年以上は確実だ。元々インターネットが一般的になってきた頃、メーラーはOfficeおまけのOutlookWindows吊るしのOutlookExpressを使っていたのだが、htmlメール周りの挙動と動作の重さが苦手で、当時フィルターの評判も良かったBecky!に乗り換えた。しかしこちらは数年で時代の流れについて行けなくなり、スパムフィルターOutlookよりマシというかなり消極的な理由でThunderbirdにしたのだった。

 

 しかしながらThunderbirdは私の愛が足らなかったのか、その後結構な頻度でトラブルを引き起こしてくれた。特にアップデートの際にハマることが多かったように思う。また少々イレギュラーな使い方ではあるが、Portable版をUSBメモリーで持ち歩くといったことをしていた際は、フォルダで1ファイルなためか読み書きが異常に重く難儀をした。Portableで持ち歩く理由に、うちのメールサーバーが会社全体で500MBしか無いのも相当情けない。長期連休明けのパンクするのを防ぐため、自宅でこまめに受信するとかアホの極みに思う。

 

 2,3年Sylpheedを使ったこともあった。趣味でLinuxを触る時に使ってたし、Becky!ライクな操作性で1メール1ファイルってのも良かった。それでしばらく特に困ってなかったが、やがてスマホと共にGMailが普及しだすとそちらの送受信と統合がしたくなり、Thunderbirdに戻ることとなったのだが。

 

 この頃さすがにUSBメモリー持ち歩きはアレだったので、今度はクラウドサービスで同期したのだが、またファイルの同期が面倒くさいという問題が浮上し、1,2年試行錯誤を繰り返した末、業務用アカウント、それも半年以内のメールのみThunderbird Portableでクラウドにて同期とした。半年に1度、手動でGMail側のアーカイブに転送するのは面倒なのだが、以前より日々の手間は軽減された。

 

 というわけで紆余曲折の末の間抜け運用となっているが、もうこの辺を改善する気力も湧いてこず放置している。Portable版で自動アップデートされるとアップデートした本体だけしか起動できなくなるとか、Portableの存在意義が無くなるようなトラブルにも悩まされたが、ここ半年くらいはなぜか無い。あと新ProfileについてはMozillaが強制移行を当面取り下げたためか、知らぬ間のアップデートで過去メールが全滅する惨事も起きていない。願わくばこのまま何事もなく会社のシステムが改善するのを待ちたい。

 

追記
Outlook+OneDriveはどうなのか興味はあるが、デスクトップの同期とかで会社PCがヤバい壁紙になる危険を考えるとうかつに手を出せない。同期を切っても復活するのではという信頼の無さがマイクロソフトにはあるし…。