田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

CF-RZ5

 「DELL製ノートPCでヘッドセットが使えない問題」がようやく解決した。マイク付きイヤホンを接続しても頑なに内蔵マイクから音を拾うので、リモート会議ではこれを回避するためだけに別のノートを使ってた。
 原因はMaxxAudioProというサウンド管理ツールのデフォルト設定で、接続時にポップアップを出さないようになっていることだ。DELL製PC全般の問題なので結構な人が困ってたはずだが、さしあたり内蔵デバイスが使えるので放置され情報も少ない模様。このたびようやく解決策が載っているページを見つけることができた。対策を書いてくれた人には感謝しかない。

 これによりリモート会議用のノートPC「CF-RZ5」が解放されたので、コツコツとLinuxにレトロPCエミュなんかをぶち込んで遊びたいと思う。入手経緯と現状を簡単に記録しておく。

 

・入手経緯
 2年ほど前に中華製UMPC、OneMix2Sを購入し、それなりに楽しくいじっていた。しかしCPUファンがうるさいこと、光学式ポインティングデバイスがカスであること、変則英語キー配列であることなどがストレスで、もうちょっと便利で気軽にいじり倒せる小型ノートPCが欲しくなった。遊び用なので無駄になっても後悔しないものなら中古しかない。
 ヤフオクで人気だったのはLet's noteとThinkPadの12インチ以下のモデル。この中で個人的こだわりの16:10モニターかつ2in1はCF-RZくらいだった。元々CF-B5RからのLet's note使いだったこともあり、これに絞って状態と価格が最も良いバランスだったCF-RZ5 8GBを選んだ。箱無しで5万くらい。RZ4より安いくらいだった。

 

・手を入れたところ
 外観は良好だったので、表面のクリーニングとボンネットの塗装剥がれをちょっとリタッチしたくらいでなかなかのものになった。SSDは256GBだったので代えるつもりはなかったが、リカバリー時に挙動不審なところがあったので急遽1TBに換装した。
 2月ほど使用してみて、バッテリーが2hくらいしか持たないのが少々厳しかったので、迷った末に新品をおごってやった。ついでに純正ではないが新品のACアダプターも追加した。ここまででヤフオクのRZ5平均価格くらいの投資になったが、スペックと機動性を考えるとまぁ納得できる。

 

・現状
 SSD交換でリカバリーしたついでにパーティションを切り直してDebianを入れた。いっそWindows10を消すことも考えたが、万が一を思ってマルチブートにしておいた。Windows10の方は特に大きく手を入れていない。AtokとOfficeとVSCodeChromeKindleをインストールして業務連絡に使えるようにした位。しかしこれらのおかげで急なリモート会議参加で困ることはなかった。
 Debian側も途中からリモート会議用として使ってしまったため中途半端な状態にある。とりあえず吊るしの状態のDebianでも最初からほぼすべてのデバイスが使え、タッチスクリーンもローテートもスリープも外部モニター出力も問題無かった。OneMix2Sはここがすべてハマったため少々拍子抜けだったが、まぁRZ5自体が古めで堅実な構成のPCなおかげだろうか。有線LAN付きなのでネットを頼りに無線関連を処置するのもずいぶん楽だった。ChromiumVSCode、Wine経由のKindle、あとはRetroPieを入れて、しばらくはドラクエ5,6をこれでプレイしていた。Googleドライブとの同期、サウンド出力がちょいちょい狂う、IMEAtokっぽい設定などが未処置。

 

・1年くらい使っての感想
 一つ一つのデバイスの性能、操作性で光るものはないが、トータルの使い勝手がよくまとまっていて素晴らしい。例えばOneMix2Sの方が同じLCD解像度で小さくて軽いが、視認性ではRZやChromebook Duetの10インチが最適だ(まぁこれは私が老眼なせいもあるが)CPU性能についてはOneMix2Sが抜けているがRZ、Duetは無音だし、キーボードはキー間隔は2S並に狭いものの一般的な日本語テンキーレス配置で操作性は良好。タブレットモードなら軽いDuetと小さい2Sが持ちやすいが、膝の上に置いて使う場合は安定性と操作性でRZ一択になる。外部出力もRZはさりげなく1920x1200 60Hzが可能だが、2Sは1920x1080 60Hzまで、Duetは30Hzまでだ。弱点が少ないのでなんだかんだと満足度はかなり高い。
 欲を言えば電源はType-Cがありがたいし、TB3があれば夢広がると思うが、それくらいしか改善点が無い名機と思う。新モデルがType-C、TB3、2560x1600LCDだったら買ってしまうかもしれない。


というわけでやっぱLet's noteはいいなぁというお話。