田舎おやじの言動log

田舎で暮らすおっさんの言動を適当にロギング。

PC-88VA2修理完了

ヤフオクで高額落札してしまったPC-88VA2だが、足かけ2ヶ月、ようやくニコイチで1台目の修理が完了した。

まずは先月半ばからずっと放置していた、サウンド周りのサブボードにコンデンサをハンダ付け。一般的な容量と耐圧だったため手持ちですべて賄えた。

FDDは一見問題無さそうだったため、コンデンサ交換はせず清掃だけにした。そして板金やパネルをすべて元に戻す。最初は電源が入ればいいや的に組んだが、結局フロントパネルから順に填めていかないと配線がままならないことに気づき、途中ですべてやり直した。構造凝り過ぎだろ…。

そして緊張の電源ON。FDDが動かず画面も映らない。ダメかと落胆したが、これはFDDケーブルを挿し忘れるというしょーもないミスだった。
FDDケーブルを挿して再び電源ON。今度はFDDアクセスしV2→V3ランプが付くものの、画面には何も映らない。落札時は画面表示されていたので何かやらかしたかと再び焦る。が、今度は背面の画面切替スイッチが間違っていただけだった。
3度目の正直で電源ON。正しいディスクを入れろ表示が出た。これでFDD以外は問題無さそうなのを確認。いよいよゲームを突っ込んでみる。手近にあったぱわふる麻雀2で試すと、無事V2モードでゲーム起動。

最初スピーカーからの出力が途切れるなどおかしかったが、ボリュームを動かしているうちに正常になった。またキーボード入力を受け付けなかったが、これはキーボードのタイプ設定が分解清掃時に狂っただけだった。やれやれ。

続いてV3モードの確認。98と兼用のXakII。V3モードであっさり起動したが、デモを選択するとCRCエラー発生。ただこれはFDDをクリーニングすることで解決した。98同等の美しい画面が懐かしい。ちなみにこれを含めVA用ゲームはすべて当時入手した30年ものである。ソーサリアンなどパッケが無いのもあるが我ながら物持ちが良いと思う。

さらにV3モード中心に動作確認。まずはランス2。写真のようにテキストがクリアされずに残ってしまっている。なんでや…。

気を取り直してフレイで確認。滅茶苦茶こもっているが音声も再生された。98でも似たような感じだったのでまぁこんなものだろう。

写真には無いがシステム関連の動作も確認。適当にPC-8801MA2のシステムディスクで起動。日本語モードは辞書が無いと怒られたが、N88ベーシックは普通に起動しフォーマットも出来た。
続いてPC-Engine。あっさり起動したが、diskcopyコマンドでバックアップは取れなかった。そういや当時もこいつのバックアップはやっていなかった気がする。それにしても相変わらずこのプロンプト無しDOSもどきシステムは気味が悪い。マニュアルがなければ簡単に詰んでしまうと思う。なおランス2で見られた表示残りは見られなかったので、あれの原因はメディア側にあるのかもしれない。

最後に今回の最終目的であるVA版ソーサリアン

ビデオ出力、サウンド出力いずれも完璧。当時よりモニターとスピーカー性能が段違いに良いのも感動に拍車がかかる。そして人生の目標の1つを達成した満足感で胸一杯だ。あー本当に良かった。

というわけで、これからはゆるくゲーム環境を整えつつ、2台目の復元をしていこうと思うが、意外なところで新たな問題も出てきた。

まず1つ目が、虎の子の未開封5'2DDメディアがほぼすべてカビにやられて使い物にならないことが発覚。30年以上経過したジャンク品とはいえこれは痛い。ソーサリアンのユーザーディスクくらいは手持ちでなんとかなるが、オリジナルディスクのバックアップを取るうえではなんとかしたい。場合によっては2台目VA2は3.5インチ化、またはディスクエミュレーターに移行すべきかも。

2つ目は直接VA2に関係ないが、PC-9801FAでmahalitoによるディスクイメージ復元が出来ないことに気づいた。ソーサリアンのユーザーディスクを作成しようとしてしばらく悩んだが、どうやら487SX2がダメだったらしい。これを487SXに戻したところ正常動作したが、まさかこんな所で影響が出ているなんて夢にも思わなかった。すでに1月以上倍速動作で慣れていたので体感的になかなかキツい。FDD周りは当時から本当に悩まされるなぁ。

あとは2台のMA2と、今後修復する2台目VA2をどうするか。VA2を一台きりにするのも寂しいし不安だが、さすがに4台もゴロゴロしているとスペースと嫁さんの機嫌がヤバい。綺麗に整備して適当にオクで流そうかな…。

賞与とか納期遅延とか

先週末に無事賞与が出た。最近の酷い散財で目減りした貯蓄が一息つき一安心。

取り急ぎの使い道としてまず、昨年冬から引っ張りすぎてツルツルになった愛車の夏用タイヤを新調した。銘柄は前回同様ポテンザ。少々値は張ったが一度この乗り心地を味わってしまうと戻れない。とりあえずこれでまた数年は問題ないが、気がつけば年末は9年経過で10万キロ越えの車検。次こそは買い換えを迷う時期だなぁ…。
あとはうちの猫共にちゅーる徳用パックを。ささやかなお裾分けだ。最年長はもう16歳なのでおいしいものをたくさん食べて長生きして欲しい。

さて。賞与支給が終わり、テンション爆上げで仕事もうまく回るかといえばそうではなく。というか今日辺りは散々だった。

まずはここ1月くらいリリース日で揉めてた物件が正式に延期となった。自分は特に問題無かったが、他部署があまりにも一杯一杯だったので、プロジェクトリーダーとして何度も延期を提案していたやつだ。その度に営業判断、経営判断とやらで受け入れてもらえなかったのに、昨日自分がリモートワークで不在の会議で社長から提案があり、そのまま本日決定された。曰く、一部の社員が土日返上で仕事をしている状況はダメだとの事。もちろん社長が思い浮かべる一部社員に私は含まれていないし、遅延に反対していたのはその一部社員である。
まぁ今更納期を守るための残業時間を返せとか、私抜きで勝手に決めるなとか言うつもりはないが、やれますやらせてくださいと言う人に限ってギリギリまでギブアップせず、それを挑戦した結果だから、頑張ったねと、こうして褒めて許す風潮は本当にイヤになる。毎度自分の力量を見誤り社長にかばってもらうやつのどこにポジティブ要素があるのだろう。

あとは先週タイトなスケジュールを縫って、必死に作って他部署に引き渡した治具装置。それが1週放置されたあげく、今日になって「今後の予定を教えてください。それに合わせますので。」とか担当者に言われた件。意味不明なのだが、どうも私が治具を引き渡していないとか、私主導でその仕事を進めているとか勘違いしていたらしい。一瞬先週の業務が自分の夢の中の話だったのかと不安になった。
予定も何も先週できる限りの状態で装置を引き渡した時点で、自分の中ではこの件は終わっていた。そもそも装置の詳細な仕様書も部品リストも配線図も事前に用意されず、いきなり引き渡された現物のみでなんとか動作確認までやり遂げたというのに。やる気が無いなら本当にこの件から降りて欲しい。他人の成果物や献身を当てにしている時点で絶対に無理だ。

極めつけは半導体不足の対策。とあるCPUが入手できず、先月から代替品に切り替えるように必死で業務を進めていたが、昨日になって急に1年分納品されたとの事。無い無い言いながらいきなり納品されたケースは今年に入ってこれで3回目。正直購買担当者の言い訳も納得できないし、それを今日の朝の会議本番まで関係者全員私に黙っていたのも不愉快極まりない。
さらにその購買担当者、会議でこのCPU以外の部品についても、今のところすべて納品状況に問題無いときた。こちらが先週危ない部品をリスト化して対策案を打ち上げ、購買の処理がおかしいところも調査依頼したのだが、どうもそれに対する当てつけのつもりらしい。こっちがしつこく打ち上げてようやくまともに処理を行う購買部員も相当アレだが、それを渋々やったあげく問題ないと言い切る担当者も正直イカれてる。全員会社のお金を触る資格が無いと思う。
ちなみにこの代替品切替業務、これで延期か中止になるかと思いきや、今期中の外注支払いは予定通り行いたいとのどうでもいい理由で続行である。CPU選定から回路図の完成まで外注と私だけでずっとここまでやってきたが、これからもお前一人でやれ、そして遅延は許さないと。そういうことらしい。どこから目線だよ。

ここに挙げた以外にも3つほど今期中の検収を必須条件としているものがあり、すべて私一人が購買先に依頼し、仕様書を書き、納品物を評価している。計画通りに遅延無く、身を粉にして。しかしいい加減限界だ。せめて先週一つでも言ってくれれば土日仕事することも無かったのにな。

まぁそんなわけで、明日は平日だが急ぎの連絡業務以外は適当にサボろうと思っている。モチベーションなんぞ元々無いが、さすがに今回の件でガッカリしすぎて体も心も動かなくなってしまったし、元々リモートワークでその辺の裁量は認めてもらっている。会社や仕事が心底イヤになってしまう前になんとかしたい。

最近の収穫とか

最近の収穫。

昨年より1月早く家庭菜園を整備したおかげか、6月中になすとミニトマトが収穫できた。数日前には普通のトマトも収穫できており、来週にはピーマンときゅうりもいけそう。頑張って世話した甲斐があった。

こちらは裏庭に設置したメダカ水槽の浮き草。いつものように綺麗な花を咲かせてくれた。

こちらも今年は早い段階で水槽のセッティングを始め、セリも1本メダカと一緒に近所から採集して入れてみた。今のところそれっぽくなっている。
なお写真には写っていないがメダカの方も元気に育っている。2月ほど前に掬ってきたものだが、大きい個体は今3cm近くまでになっている。ここまでくると小さい袖針で普通に釣れそうだ。というか、デカすぎてメダカ感が無く気持ち悪い。

こんな感じで収穫は順調だが、草刈りは予想外に早い梅雨明けで苦戦している。暑すぎてもうどうにもならない。本気で猛暑になる前になんとかせねば。もうラウンドアップに頼ろうか…。

トラブル発生だが…

リモートワーク中の午前、会社から「生産基板にお前のプログラム書き込んだら動かねーよ」という旨の連絡が来た。なんでも、アナログ回路からのA/DC値が不正だとかなんとか。これのせいで調整が出来ず外注の検査が止まっているとのこと。

このプログラムは1月ほど前、私自身が試作基板上で前述の検査含め動作確認し、その後画面表示周りで1カ所修正を行った以外は変更ない代物。もっと言えば、今現在社内で使われているテスト器すべてが、今回問題発生したプログラムで正常動作している。今更こんな深刻なバグが発生するわけないと思っていたのだが…。

とりあえず試作基板の検査で使ったVer.と、その少し前の社内テストVer.を送って正常動作するか確認依頼したが、午後からずっと音沙汰がない。慌てているのかいないのか。どのみち現物が無いことにはどうしようもないので、不良現品を社内に引き上げることにした。

そんな折り、来週面接予定だった新入社員候補者が辞退したという連絡も入った。相手の都合なのでどうしようもないが、面接のためにスケジュール調整していたのが無駄になってしまったし、何よりこの件を発端とした一連の社内圧力と心労が全くのやられ損になってしまった。よくあることとはいえ、さすがに今回ばかりは堪えたなぁ。

そんなわけで突発トラブルで本来の予定が押しまくってしまったものの、無理に取り戻す必要もなくなり完全に脱力中だ。たった1週間の浮き沈みが激しすぎてついて行けてない。明日は賞与支給だし、細かい仕事の前倒しは一切止めて週末は少し休もう。

PC-88VA2のマザー修理

暑くて仕事する気になれなかった日曜の午後、かねてより放置を気にしていたPC-88VA2のマザー修理に挑戦した。対象は多少程度がマシと思われた2枚目の方だ。

いくらマシとはいえ、バッテリー周りのパターンは所々変色して腐食断線っぽかったので、まずは腐食範囲にあるIC2つ、IC13とIC20を取り外した。

続いてパターン切れ箇所を正確に特定するため、回路図と結線表を元にブザーチェック。ここでいきなり目論見が大きく外れる。10本くらいは駄目だろうと思っていたパターンがなんとたった2カ所、IC13の7ピンそばを通過するIC13-14と17のみの断線だった。怪しいIC20周りやMR6周り、IC9の80ピン付近は見た目黒くなっているがすべて正常に導通を確認できた。なんてこった、ICを取らなくても簡単に補修できたではないか。

見た目よりずっとダメージが少ないことが判り嬉しい気持ち半分、足を切り飛ばしたIC2個と集合抵抗の付け直しでうんざり気分半分で、なんとか清掃直後の状態まで復元する。ついでに電解コンデンサもすべて新品に交換してやった。こちらは交換して正解だった。ほぼすべてで裏から液漏れしているのを確認した。危ないところだった。

最終的に断線2カ所はラッピング線で足に直付けし、バッテリーも互換新品に交換して底板金に取り付けた。ここまできたら復元と動作確認も簡単に終わるだろうと思ったが、自分の日頃の行いと持ち前の運ではそう簡単に事が運ぶわけ無かった。

写真はオーディオ関連のサブボードだが、これをマザーに取り付けようと触り、基板全体にべっちょりと電解液が漏れていることに気づいてしまった。コンデンサ総取っ替えと洗浄が必要でこの日は作業を中断した。さすが35年前の製品だけあって一筋縄ではいかない。慌てずゆっくりとリペアしていこう。

無事?

採用に関する風評被害で月曜朝から問い詰められるかと覚悟していたが、まさかの完全スルーだった。いわれ無き理由でいきなり無職になる危機は去ったものの、金曜の荒れっぷりを思うとなんとも気味が悪い。

まぁ今日は滅茶苦茶忙しかったので、お互いに余計なことをしている暇がなかったというのもあるかもしれない。朝から会議の準備でギリギリだったうえに、その会議が長引いて以降の予定が全部押してしまった。

気になることとしては、自身の賞与査定のすり合わせの場で新人教育と部員の管理に念を押されたことと、そのすり合わせ内容自体が今後も組織変更が無い前提だったということだろうか。
新人教育はまぁ元々やるつもりだったし、部員の面倒も今すでに片足以上突っ込んでいるので問題ないが、当面は今の上司2人の責任を引き受け続けないといけないのはガッカリだった。もっとも、先週打診された人事は起点となる人が首を縦に振らないと成り立たない話だったので、つまりそういうことなんだろう。ひとりぼっちで面倒事を押しつけられるよりマシだが、どうも周りの人はあれこれ自分の要求が通ってうらやましい限りだ。
ちなみにそのすり合わせで、部署の多くの仕事を請け負ってて責任バランスが悪いと言ったら、上司2人にそんなことはない!と揃ってかみつかれた。私の知らないところで、とてもたくさんの重要な仕事と責任ををそれぞれ抱えているらしい。さすがエラい人は違うな、下っ端の私にはそんなそぶり一切見えなかった。つか反応するのそこかよ!

少し良かったことは、今日説明会に来た新入社員候補の中途採用希望者がすごくまともな人だったこと。昔の自分と境遇がとても似ており、今のところ全力で力になってあげようという気になっている。フタを開けるまで判らないが、多少の期待はしても罰は当たらないだろう。

ただこれで安心して仕事に集中できないのがうちの恐ろしいところ。もしかしたら次の出社時にいきなり問い詰められる可能性もある。今日辺り寝不足と心労で頭痛が酷いのだが、まだしばらくは安眠できないようだ。はぁ…。

詰み

前回の記事からの流れなのか、記憶がらみの話で私の会社での立場が危うくなっているらしい。当事者抜きのたった半日の間の出来事で驚いている。

もう本当に記憶にない話なので途方に暮れているのだが、どうやら自分が「リモートワーク出来なくなるので中途採用の件に乗り気じゃない」と発言したことになっていて、その採用担当者が社長にクレームを入れたそうな。曰く「せっかく会社と○○さんのためにやっているのに」との事。

この出来事の金曜日午前中、とある打ち合わせを件の採用担当者含む数人で行ったのだが、会議前の世間話で私が同僚に話していたと採用担当者は主張しているようだ。これはその世間話相手が金曜午後に社長から聞き取りされて、直後慌てて私に連絡してくれて把握した。月曜朝の出社時に何らかの話が社長からあるかもしれないとずいぶん心配してくれた。

当然ながら同僚にも全く心当たりが無いし、その旨社長にも伝えてくれたが、どうも納得していないようだ。お互いタイトな予定を縫っての打ち合わせの場で、そんな自分勝手かつ濃密な会社批判なんてするわけがないのに。
強いて思い当たることといえば、仮に中途採用が叶ったとして、教育はしばらく自分がフルタイム出社で行うことになりそうで、それに対しまだリモートワーク自体を諦めてはいない、という発言はしたかもしれない。もしこれが原因なら私も少々迂闊だったとは思うし、万に一つ私と同僚両方が暴言を忘れるような重度の痴呆の可能性もあるが、そうでないとしたら悪意に満ちたとんでもない曲解だ。

実はこの件とは別にうちの部署の人事異動の話があり、この時出たのが「じゃあ部員の面倒と(取れるかも判らない)新入社員の面倒を誰が見るのか」ということだった。社長や部長はどうも私に押しつけるつもりらしく、その辺はやんわり牽制しておいたものの、なし崩し的にやらざるを得ないだろうと諦めていたところにこれである。もうやってらんない。

というわけで、人事異動で詰みかけていたところに、月曜日は身に覚えのない発言を咎められて圧をかけられること確定で、今の会社で私は完全に終わった感がある。この人事担当者からは他の社員の無責任な嘘から、最近なぜか一方的に敵意を向けられていて辟易していたので、色々距離を置く良い機会かもしれない。部署を代表して採用活動に協力したり、先日のように営業活動に協力したりというのも、その人の心の健康のため遠慮させてもらおう。これ以上顔を合わせるといつか刺されかねない、そういう危なさがある。

しかし己の立場どころか命の危険がある会社ってどうなのよ。いよいよ潮時かなぁ…。でもこの歳でここまでコミュ障なおっさんを雇う会社なんてなさそうだし。身から出た錆だとしても今からの就活はキツい。あーもう月曜なんてこなければ良いのに。